2021年02月08日

 コニカミノルタは、自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501(以下IQ-501)」に、DM(ダイレクトメール)などの1to1印刷(バリアブル印刷)の検品作業を省力化する新たな自動検品機能を追加する。
 このシステムを、3月の発売に先駆けて、2月8日から開催される国内最大規模の印刷・メディアビジネスの総合イベント「page2021」オンラインに出品する。
 

 同社は、印刷会社のワークフローを変革させ、付加価値ビジネスへの転換を支援するため、デジタル印刷ならではの「省力化、スキルレス、リモート化」を追求している。昨年は、ハイボリューム領域デジタル印刷システム「AccurioPress (アキュリオ プレス) C14000」を発売し、質と量の両面からデジタル印刷そのものを進化させた。一方、IQ-501では、2017年に「自動調整機能」を提供して以来、次の第二世代では「自動検品機能」を追加し、このほど、第三世代として「1to1印刷(バリアブル印刷)の自動検査機能」を追加することで、デジタル印刷を利用できる印刷会社の裾野を広げた。今後も、より多くの印刷会社がデジタル印刷を駆使して、クライアントに新たなビジネス提案ができるよう、自動化でデジタル印刷の価値を高めていくとしている。
 

 オフラインで行われる一般的な印刷物の検品では、印刷終了後に目視で全数チェックして不適合品を取り除き、取り除いた不足分を追加印刷する必要がある。また、デジタル印刷で冊子単位の印刷をする場合、該当ページの差し替えが必要となり、検品から再印刷の工程で多くの手間と時間がかかるなどの課題がある。
 

 コニカミノルタが2019年にIQ-501に投入した「自動検品機能」により、インラインで不適合品の自動検出と排出から自動リカバリー印刷までが簡単に実行できるようになり、オペレーターのスキルレベルに寄らず検品作業の負荷を低減させ、ワークフローの改善が進んだ。
 このほど、この自動検品機能をさらに進化させ、DMなどの1to1印刷の検品作業について、生産性向上とオペレーションの省力化、コスト削減を推進する。さらに、煩雑な検品作業がなくなったことで、1to1印刷が導入し易くなり、クライアントへの新たなビジネス提案の機会を増やすことで、印刷会社の利益向上に貢献する。
 

 新たに追加された自動検品機能はつぎのとおり。
 

 1.1to1印刷でのリアルタイム照合と不適合品の自動排出
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 DMでは宛先ごとに異なる店舗のQRコードを印刷する場合がある。目視では内容が分からないため、印刷後にQRコードをテキスト化、エクセルなどの表に変換し、専用ソフトなどにより間違いを探す必要があった。
 「紙面検査アップグレード基板 UK-312」の追加により、宛先ごとに印刷管理情報(CSVファイル)をインポートして、印刷中に印刷物との比較検査をリアルタイムで行えるようになった。印刷されたQRコードも、この過程で自動的にテキスト化され、元データと比較される。そして、不一致が検出された場合には、即座に印刷が停止し、不適合品が自動的に排出される。
 UK-312は、QRコードに限らず、数字やバーコードといった1枚ごとに印刷が異なるデータ(バリアブルデータ)について、このリアルタイム照合と不適合品の排出を可能にしている。
 

 2.可変印刷領域の汚れも検知
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 変印刷領域の汚れについても、「VDPデータ比較アップグレードキット UK-311」により、元原稿のデータ(RIP画像)と1枚ずつ比較することで、検査が可能となった。同時に、不適合品の自動リカバリー印刷も行う。
 これにより、今まで対応できなかった印字エリアに対しても検査可能となり、より一層の省力化が図れるようになった。
 

 IQ-501は、印刷現場で「人手と専門性」が必要な、色や濃度・見当位置の調整、人的操作ミス・ロスによる廃棄や仕事のやり直しなどを、コニカミノルタ独自の技術で自動化する自動品質最適化ユニットである。
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 印刷前のマシン調整から出力後の汚れ検品まで、印刷の各生産工程で活躍し、トータルな品質管理と省力化を実現する。
 印刷前 自動色調整▽自動表裏見当調整
 印刷中 リアルタイム色階調補正▽リアルタイム表裏見当調整▽自動検品機能▽VDPナンバリング検査
 印刷後 検品レポート作成▽Cloud Eye色管理レポート作成
 

 IQ-501ウェブサイト:
https://www.konicaminolta.jp/business/products/graphic/ondemand_print/iq-501/index.html
 
 
page2021オンライン:
https://page.nikkeineon.jp/
 
 

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