2021年02月01日

日本アグフア・ゲバルト㈱(本社・東京都品川区、岡本勝弘社長)は今夏から、商業印刷向けCTPプレートの新製品として、▽高耐刷性ガム処理プレート「アダマス(Adamas)」、▽検版性にすぐれた機上処理プレート「エクリプス(Eclipse)」--の国内販売を開始する。

 

「アズーラ」で定評のあるガム処理方式を継承した「アダマス」

UV印刷適性および耐刷性は「アズーラ」と比較して大きく向上

 

「アダマス」は、これまでも国内外で広く普及・採用されている現像レスCTPプレート「アズーラ」で実績のあるガム処理方式を受け継ぎつつ、新技術の投入によって高生産性・高耐刷・UV対応をも実現させた現像レスCTPプレート。

サーマル対応CTPプレートセッターで露光後、専用のクリーニングユニットでガム液を用いて不要な塗布膜を洗浄除去することで画像コントラストにすぐれた高品質の刷版を得ることができる。

新開発の高感度サーマルフォトポリマー技術の採用によって、同じガム処理方式の「アズーラ」と比較して、プレートセッターでの生産性および印刷時の耐刷性がともに大きく改善している。

 

アダマス

アダマス

露光後のプレートの処理に使用するガム液のpHは中性で、「アズーラ」と同様に強アルカリ性の現像液は使用しない。

「アダマス」プレート専用に開発されたクリーニングユニットはアグフア独自のデュアルガムコンセプトを採用。

洗浄用ガム液と仕上げ用ガム液を使い分けることで、クリーニングユニットのメンテナンス周期の長期化と処理後のプレートの版面保護の強化を実現している。

 

出力後のプレートは検版性にすぐれ、ガム液で保護されていることから印刷までの取り扱いも従来のPS版/CTP版と同等。

ガム処理方式のメリットはそのままに、「アズーラ」と比較して耐刷性能が大きく向上しており、かつ油性インキだけでなくUVインキの仕事でも従来以上の場面で利用することができる。

 

印刷機上で現像処理するタイプながら高視認性を確保した「エクリプス」

印刷機への負担を抑え、これまでの機上現像タイプの課題をクリア

 

もう1つの新製品となる「エクリプス」は、機上処理方式でありながらも一定の検版性を持ち、なおかつ機上現像時の印刷機への汚染を最小限に抑えることができる現像レスCTPプレート。

サーマル対応CTPプレートセッターで露光後、アルカリ現像液もガム液も使用することなく、そのまま印刷機に掛けて使用できる。

 

エクリプス

エクリプス

この印刷機上で現像をする機上処理方式のプレートは、昨今導入が進む一方で、技術的に多くの課題があった。

1つは、露光後印刷前のプレートの検版性で、印刷機上で除去される塗布膜が無色に近いことが好ましい一方で、画線部も非画線部も無色に近い状態では、検版作業のみならず印刷機に掛けるプレートの識別すら困難となる。

そこで「エクリプス」では、塗布膜は無色に近い色に設計しつつ、露光された画線部を青く発色させることでこの課題に対応している。また、1度発色した画線部は短時間で退色することもない。

 

もう1つの課題は、印刷機上で除去された塗布膜の一部が、印刷機のローラー上や湿し水中に残留すること。

そこで「エクリプス」では、塗布膜が湿し水を含んで膨潤する仕組みと、膨潤した塗布膜がインキによってアルミ支持体から引きはがされる仕組みの最適化を図り、印刷機への汚染を最小限に抑えるように開発されている。

露光後・印刷前のプレート、および印刷機上での取り扱いには、機上処理方式であることを考慮したハンドリングが必要ではあるが、適切な条件下ではインキ着肉も早く、損紙も最小限に抑えることが可能となる。

 

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「アダマス」「エクリプス」ともに、アグフア独自のXMスクリーニング「スブリマ」との相性もすぐれており、高精細印刷にも対応する。

また、これらの新プレートは、1度に最大2400枚が搭載できるCTPパレットローディングシステム「エキスパート・ローダー」と組み合わせて使うこともできる。

 

同社ではこれらの新製品をラインナップすることで、現像あり・現像レスのガム処理タイプ・機上処理タイプと3種の処理方法のプレートを取り揃えることとなり、あらゆる要望に応えられる体制が整った。

 

 

 

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