2021年01月26日

 コニカミノルタ(山名昌衛社長)は、新型コロナウイルスの感染を防止し、安心・安全に暮らせる環境づくりに貢献するため、ウイルス除去に有効なオゾン関連製品のリーディングカンパニーであるタムラテコ(田村耕三社長)と包括的協業に合意した。協業には、コロナ禍で全国の医療機関や消防からの需要増を受けていち早い生産体制の拡大が求められているオゾンガス製品に関する製造受託、製造能力増強のための部品調達などが含まれている。コニカミノルタでは、グループの販路を活用し、タムラテコの既存製品の一部販売を進めている。
 

 これまで高濃度オゾンガスの環境下で、大腸菌・インフルエンザ・ノロウイルス・花粉、さらに新型コロナウイルスに対しても不活化の効果が認められている。また、2020年8月に藤田医科大学で低濃度オゾンガスでも新型コロナウイルスに対して除染効果があることも実験で明らかにされた。
 

 この結果から、医療施設や公共交通機関、一般オフィスなど人が集まる場所でも常時、人体に許容される濃度でオゾン発生器(低濃度かつ適切な濃度管理が維持できる機器)による新型コロナウイルス感染防止のための使用が可能となった。
 

 タムラテコでは、これら実証実験から得た知見を製品に生かし、オゾンガスの有効性と安全性を確保する上で重要となるCT値(オゾン濃度×曝露時間)の最適制御を実現し製品化を行っている。新型コロナウイルス感染拡大に伴って、全国の医療機関や消防からもタムラテコへの注文が急増し、いち早い生産体制の拡大が求められている。そのような中でコニカミノルタは、自社の生産・調達能力を活用してタムラテコの生産体制の拡大を支援する。
 

 今回の協業では、医療向け新規製品の共同開発・製造・販売の検討とともに、将来的にコニカミノルタの統合プラットフォームの活用も視野に入れている。
 

 https://www.fujita-hu.ac.jp/news/j93sdv0000007394.html
 
 

 1.除菌方法としてのオゾンガスの特徴
 ウイルス、細菌は、飛泡感染、空気感染、接触感染で広がるとされており、オゾンガスを使えば、空間全体を、安価で手軽に除菌することができる。
 強力な除菌力:塩素の約6倍の除菌力を有する。残留性はなく反応後は酸素に戻る。
 気体なので隅々まで行き渡る:空間全体、手が届きにくい場所まで除菌できる。
 原料は空気:オゾンの原料は空気なので薬剤のような補充が不要。過酸化水素は空気+水。
 小型でコンパクト:オゾン発生器は比較的小型で、大きなエネルギーも必要がない。
 高濃度だと人体に有害:高濃度のオゾンは、人体にも動物にも有害である。短時間で除菌をする場合は、高濃度のオゾンを無人下での使用が必要である。ただしオゾン臭に不快を感じない程度の濃度であればすでに病院をはじめオフィスや学校でオゾン除菌は使用されており、2つの使い方がある。
 ①無人下で、人体に害を与えるレベルの高濃度オゾンを発生させ、滅菌する
 ②有人下で、人体に害を与えない低濃度オゾンを常時発生させ、感染しにくい環境を作る
また、オゾン発生器の導入に際し、国内の多くの自治体が助成金を出している。
 

 2.高濃度オゾンガスによる新型コロナウイルス除菌効果
 2020年5月オゾンガスによる新型コロナウイルス不活化を確認した、との報告が奈良県立医科大学からプレス発表された。空気中のウイルスを細胞レベルで死滅させることができるオゾン発生器を設置すれば、インフルエンザウイルスやノロウイルス、大腸菌などにも効果があることはわかっていたが、新型コロナウイルスにも効果があることが検証された。
http://www.naramed-u.ac.jp/university/kenkyu-sangakukan/oshirase/r2nendo/ozon.html
 

 3.低濃度オゾンガスによる新型コロナウイルス除菌効果
 2020年8月藤田医科大学で低濃度オゾン(0・05ppm/0・1ppm) による新型コロナウイルスが除染されることが実験によって明らかにされた。学会で提唱されている有人環境下での許容オゾン濃度0・1ppm(米国FDAは0・05ppm)を室内に常時散布する事で、新型コロナウイルス感染リスクを低減させると実験結果から考察できる。
 (https://www.fujita-hu.ac.jp/news/j93sdv0000007394.html
 
 

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