2021年01月21日

㈱日本HP(本社・東京都江東区、岡隆史社長)は1月20日、報道関係者向けの事業説明会をオンラインで開催した。

 

岡社長

岡社長

会の冒頭、あいさつに立った同社の岡社長は、「グローバルでの昨年度の業績は、売上が前年比2%減の約5.9兆円で利益は約4200億円となった。新型コロナウイルス感染症が流行し始めた2~4月には売上が前年比10%減に陥ったものの、5月以降はビジネスが復調した。グローバル経済がロックダウンなどで停滞したことを踏まえると、事業として堅調な実績を収めることができたと思う。その要因は、我々が持っている製品・事業のポートフォリオが個人向けから企業向けまで幅広いことが挙げられる。オフィスで使うPCやプリンターは導入に至らない状況が続いたが、在宅勤務や在宅学習の普及によって個人向けPCやプリンターの需要が大きく伸び、企業向けビジネスを個人向けビジネスがカバーしてくれた。コロナ禍によってステイホーム・非接触という暮らし方や対策が浸透し、それを受けて個人個人が自分にとって心地良い環境作りを求めるようになり、パーソナライズ・オンデマンドというニーズが膨らんでいる。それが我々のビジネスの柱の1つであるデジタル印刷につながっていく。各社各人によって分野やデジタルレベルは異なるが、それぞれに対して最新で最適なデジタル技術の活用を支援していくのが我々の使命だと考えている」と述べた。

 

岡戸常務執行役員

岡戸常務執行役員

デジタルプレスビジネスでの具体的な事業展開については、同社デジタルプレスビジネス事業本部の岡戸伸樹常務執行役員が説明に立ち、「社会や個人、企業の急激な変化によってデジタル印刷の需要は増加傾向にある。このような市場背景を受け、アナログからデジタルへの市場の移行を加速していってデジタル印刷のボリュームを増やしていくこと、持続可能な社会への貢献や真贋判定といったセキュリティへの対応といった新しい価値を印刷物に付与する差別化、この2点に注力して取り組んでいく。そこで昨年、商業印刷向けには高精細1600dpiのRIPを搭載した印刷品質向上を実現している“HP Indigo15Kデジタル印刷機”や従来比1.3倍の毎時6000枚の生産性を持つ“HP Indigo100Kデジタル印刷機”を、またラベル&パッケージ向けには従来比4倍となる毎分120㍍のスピードと高精細1600dpiのRIPを積んで印刷品質の向上を実現した当社のイノベーションを象徴する“HP Indigo V12デジタル印刷機”など、次世代印刷機10モデルを発表した。またこのコロナ禍に対応して、オンラインでのウェビナー配信や最新テクノロジーを活用する講義、ユーザー会のオンラインイベントも行っており、これらすべての取り組みを通して印刷業界のDXをリードしていきたい」と結んだ。

 

 

 

 

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