㈱SO-KEN(本社・大阪府箕面市、浅尾孝司社長)と東京リスマチック㈱(本社・東京都千代田区、寺澤眞一社長)は1月20日から、サイン広告・ポスターが見る角度を変えるとまったく異なるビジュアルへ切り替わるギミック印刷「ベローズプリント」の受注を開始した。
「ベローズプリント」は、見る角度(左右または上下)を変えることで、まったく異なるデザインへ切り替わるインクジェット印刷技術。
レンチキュラーレンズを使わず積層印刷による特殊技術のみで製作できることから、大判サイズの生産が容易な上、コンパクトなロール形状で輸送できるので設置施工性にもすぐれている。
これにより、大判サインにおいて従来のレンチキュラー方式ではコスト面で採算が合わないという課題も解決する。
「ベローズプリント」の構造としては、表面は規則的な凹凸になっており、底面に印刷されている2種類の絵柄を間引きにし、凸を利用して見える領域を調整している。
「ベローズプリント」の主な特徴は次のとおり。
▽レンチキュラーレンズを使用しないため、一般的なインクジェットサイン出力と同様つなぎ合わせて大きなビジュアル再現ができる。
▽大きさに制限なく自由にサイズ指定ができる。
▽軽くて、かつ細く巻くことができるので輸送/施工が容易。
▽製造においてズレ/ロスが少なく、再出力も容易で1枚から安価に提供できる。
▽撤去も容易で発生するゴミを抑える効果がある。