2020年11月18日

新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、延期となっていたJP産業展協会(西井幾雄会長)主催の「JP2020・ICTと印刷展」が、11月19、20の両日、大阪市住之江区のインテックス大阪5号館で開かれる。この背景には、「大きな変革期を迎える中で、今後の企業経営に関する情報収集の機会を失うことを回避したい」との西井会長の強い思いがあったという。「印刷からとび出す印刷展~この流れの先にあるものは~」のテーマのもと、出展企業87社が203小間にわたって、印刷産業が新たな時代へ向かうためのエネルギーとなる最新の印刷技術情報を提示する。会期中、併催セミナーも行われる。

 

インテックス大阪5号館

インテックス大阪5号館

 

【開催概要】
名称=「JP2020・ICTと印刷展」
開催テーマ=「印刷からとび出す印刷展~この流れの先にあるものは~」
会期=11月19日・20日、19日午前10時~午後5時、20日午前9時30分~午後4時
会場=インテックス大阪5号館(大阪市住之江区南港北1の5の102)
主催=JP産業展協会
後援=大阪府/大阪市/大阪商工会議所/大阪府中小企業団体中央会/全日本印刷工業組合連合会/日本製紙連合会/日本洋紙板紙卸商業組合/日本グラフィックデザイナー協会
協力=日本印刷技術協会/大阪印刷関連団体協議会/大阪府ものづくり振興協会/販促アイデア協議会
〈会場を構成する展示分類〉
①営業企画
販促アイデア関連製品
②需要創出
デジタル加飾機、大判インクジェットプリンタ
③生産企画
デジタルマーケティング、各種インターネットツール、AR技術
④設備設計
オフセット印刷機、デジタル印刷機、後加工自動化機器、製本関連機器、各種サンプル製品の展示、ワークフロー、生産管理ソリューション、シール・ラベル印刷機

 

 

 

今こそ事業再構築を  JP産業展協会会長・西井幾雄

 

西井幾雄

西井幾雄会長

平素は当協会の運営に対し格別のご支援・ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。当協会では6月に開催予定であった「JP2020・ICTと印刷展」につきまして、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から11月19・20日に延期することを決めました。
世界中で新型コロナウイルス感染症が拡大したことにより、経済活動に大きな影響をおよぼし、未だ予断を許さない緊張感が続いている環境下にあって、「JP2020・ICTと印刷展」を延期開催することを決めた背景には、大きな変革期を迎える環境下で情報収集する機会を失うことを避けたいという気持ちからです。
過去を振り返ってみても、大きな疫病が発症した後や経済恐慌の後には必ずと言っていいほど「変化」が起こっています。今般の新型コロナウイルス感染症拡大においても同じ局面を迎えることが予測されます。これまでの「当たり前」が、当たり前ではなくなり、まさに現在は大きな転換期に突入しました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から各地で開催が予定されていた印刷関連業界のイベントの多くが中止となり、「JP2020ICTと印刷展」の開催についても当協会で慎重に検討してきましたが、大企業はもちろんのこと、われわれ中小企業にとって展示会という情報収集の機会が失われてしまうとは、出展社も来場者にも大きな影響を与えるものがあります。
「営業活動やマーケテイング活動を行いたい」という声に応えるとともに、「コロナ自粛によって経済を沈ませてはいけない」という使命感を持って当協会では、出展社・来場者・産業界に対して感動が届けられるように企画立案を進めて参りました。
新型コロナウイルス感染症との戦いはこれまでに経験をしたことのない敵との戦いになりますが、「チャンスはピンチの顔してやってくる」と言われるように、大きな変化に対応してこの難局を乗り越えていかなければなりません。
これから始まる変化への対応策は5年先・10年先を見た時に、「あの時に時代は大きく変わったなぁ」と実感する日が来るはずです。だからこそ、今から変化への対応を進めていくことが重要になります。
危機こそが事業再構築の好機です。新型コロナウイルスの収束が見通せず、企業の経営パラダイムにもさまざまな変化が生じている中で、日本企業が危機を乗り越え、さらに成長を続けるために何が必要なのかを皆様と考えていきたいと思います。
変化の振れ幅が大きく、先の見通しにくい時代に企業が頼るべき指針として、ピーター・ドラッカー氏はかつて、「文化は戦略に勝る」と示しましたが、この言葉に再び脚光が当たっています。
経営者が緻密な戦略や計画を立てたとしても、情勢の思わぬ変化で、その戦略は陳腐化したり、的外れになったりします。逆に組織に「良きカルチャー」が根付いていれば、環境が一変しても、企業は強みを保持できるはずです。
その原動力は「少人数で新しいことに挑戦する」という組織の習慣です。危機は変革への契機でもあります。平時には難しい事業の再構築などをこの機に進めるとともに、ポストコロナ時代を見据えた業界再編も積極的に仕掛けるべきです。
危機が去った時に自社の競争力がコロナ以前と比べて上がっているのか、下がっているのか、各企業のリーダーはこの視点を常に意識しながら日々の経営の舵取りに当たってほしいと願っています。
そうした観点から「JP2020・ICTと印刷展」では、新型コロナウイルス感染症の拡大によって売上が減少した分をカバーするために生産効率を向上する機器をはじめ、付加価値創造・プロデュース力を高めることで事業領域を拡大する販促アイデア製品が出展各社から数多く披露されることとなりました。
さらに世界的に展示会が中止となったこともあり、「JP2020・ICTと印刷展」が世界初披露となる機器もあり、注目を集めています。
「危機の今こそ、次の成長を担う事業固めの時」を掲げ、ご出展いただく各社からご来場される皆様に将来に向けた最新情報が発信されますので、「JP2020・ICTと印刷展」の開催にご期待下さい。
いずれコロナ禍は何処かに忘れ去られます。印刷業界は1989年から減速が始まっています。新型コロナウイルスの感染拡大によって「次に起こる変化」が早まったに過ぎません。深刻になることなく新しい光を見出せるチャンスが来たと捉えていくべきです。
われわれが本当に破壊すべきは未来でなく、長年にもわたって印刷業界を導いて来た「従来の習慣」です。印刷ビジネスを生まれ変わらせ、「新しい常識」を身につける出発点に「JP2020・ICTと印刷展」の開催がなればと願っています。新型コロナウイルス感染症の拡大が終息に向かい、ニューノーマルな時代に皆様とともに、印刷産業のさらなる発展を祈念しております。

イベント-関連の記事

PAGE TOP