2020年11月05日

コダックジャパン(本社・東京都品川区、藤原浩社長)は11月4日、千修岩井印刷㈱(本社・埼玉県戸田市笹目北町1の1、岩井竜也社長)で「SONORA Plate Green Leaf Award」の授賞式を執り行った。

 

岩井社長(左)と藤原社長

岩井社長(左)と藤原社長

「SONORA Plate Green Leaf Award」は2014年にスタートした、品質や生産量を落とさずに環境・経済の両面で大きなメリットをもたらす「KODAK SONORAプロセスフリープレート」にちなんだ賞。

グローバルリーダーとして持続可能な印刷ソリューションを推進する同社が、持続可能な未来に向かって環境保全と環境負荷軽減に取り組んでいるKODAK SONORAプロセスフリープレートを採用する印刷会社を認定・表彰している。

賞の評価ポイントとしては、環境・健康・安全・労働に関する法規をすべて遵守し、かつコンプライアンスを超えた健全な環境への取り組みを積極的に行っていることなどが挙げられ、エントリーされた全企業についてイーストマン・コダック社の審査委員会がスコアを付けて評価が行われた。

 

式の冒頭、あいさつに立ったコダックジャパンの藤原社長は「KODAK SONORAプロセスフリープレートはこれまでの概念を打ち破った、現像処理工程を必要とすることないもので、しかも旧来のプレートとまったく変わらない使い勝手とパフォーマンスを示す製品となる。このSONORAの提供を通して、日本の印刷業界の環境改善に貢献していきたく思っており、その点で今日は意義のあるイベントとなる。一口に環境と言っても、3つの側面があると考えている。1つ目は利益が出る環境作りに貢献する“経営環境”の面、そして働く人にとってもやさしい環境を提供する“労働環境”の面、最後は社会に対する環境改善に貢献する“地域社会環境”の面となる。このSONORAは3つの環境面のいずれの方向でも大きく貢献できる製品なので、ぜひ多くの会社にそのメリットを味わってもらいたい」と述べた。

 

千修岩井印刷で稼働する四六全判H-UV5色機

千修岩井印刷で稼働する四六全判H-UV5色機

また、千修岩井印刷の岩井社長は受賞にあたり、「製造業は日々、変化や進歩が求められる。しかも、現在は十数年前とは違い、品質を良くする、コストを下げるという単面的な変化ではなく、それらを同時に求める多角的進歩が要求される。今回、SONORAの採用検討についても、コスト、品質、環境だけで判断するのではなく、全体的な流れも考えながら採用した。我々にとって、SONORAの採用が進歩への大きな1歩となったと評価している。SONORAの採用が今後、印刷業界全体に広がり、印刷業界全体の進歩の大きな1歩へと変わっていくことを願っている」と語った。

 

千修岩井印刷では、企業の社会的責任を果たす一環としている側面に加え、日本国内よりも環境対応について厳しい欧米をメーン市場とするハイブランドの顧客を多く持っていることもあり、以前から積極的な環境対応への取り組みを行ってきている。

そんな千修岩井印刷の印刷部門では、四六全判H-UV5色機、菊全判4色機、菊半裁5色機、菊全判水なし5/5色機の4台の印刷機が稼働している。

 

CTPから排出される刷版は水なし用とSONORAの2種類だが、SONORAは自現機不要なので省スペースとなっている

CTPから排出される刷版は水なし用とSONORAの2種類だが、SONORAは自現機不要なので省スペース化が図れている

平成28年にSONORAの本格テストを開始するにあたり、H-UV印刷機で5万通し以上を問題なく刷ることができるということを最低条件とした。

テスト開始当初はUV印刷における耐刷性が課題となったが、昨秋に発売を開始した、既存製品比でUV印刷耐刷性が50%向上した「SONORA CX2」によって問題がクリアになり、昨年の9月末からケミカルフリープレートへの完全移行を果たした。

 

230線の高細線印刷も展開する千修岩井印刷にとって、現像をしないので網点再現性がとても高いSONORAは大きな武器となっている。

また、自動現像機を排したことで現像にまつわる資材購入費や維持費がなくなり、年間で相応のコスト削減につながり、経営環境面でもメリットが出ている。

 

 

 

 

 

 

 

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