2020年10月27日

2021年の「海の日」(7月第3月曜日)は東京五輪開会式前日の7月22日、「スポーツの日」(10月の第2月曜日)は開会日の同23日、「山の日」(8月11日)は閉会日の8月8日(8日は日曜日のため翌9日は振替休日となる)――。

 

第203国会が10月26日召集された(会期は12月5日まで41日間の予定)。オリンピックそのものの行方は別として、五輪・パラリンピック特別措置法改正案が可決・成立すれば、周知のとおりに2021年の祝日が決まる。カレンダーに関連して来年の祝日移動についての問い合わせが多いので、簡単に整理しておく。

 

追記:衆議院は11月19日の本会議で、特別措置法改正案について、自民、公明両党などの賛成多数で可決した。参議院での審議を経て、今国会中に成立の見通し。「Google カレンダー」などはすでに変更済みで、振替休日である8月9日は「休日 山の日」と表示される。
※11月27日の参議院本会議で可決、成立した。

11月27日:2021年の祝日・休日決まる 改正五輪特措法が成立

 

政府は5月29日の閣議で、21年夏に延期された東京五輪の開・閉会式に合わせて祝日を移動する五輪・パラリンピック特別措置法改正案を決定している。祝日の移動は会場周辺の混雑緩和などが目的。祝日の移動については後掲の内閣提出法律案「平成三十二年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法等の一部を改正する法律案」が現在、衆議院で審議中である。10月26日文部科学委員会付託。
政府の当初案は閉会式翌日の8月9日に山の日を移すことにしていたが、同日は長崎原爆忌で祝日にそぐわないとの異論が出されて修正した。8月8日は日曜日のため、翌9日は振り替え休日となる。
7月22日(木)から25日(日)まで4連休になる人も多いだろうが、困惑する人・企業もすくなくなさそうだ。
以上をブロック式にまとめるとこうなる。

 

 

7月 19 20 21 22 23 24 25
海の日 スポーツの日
開会式前日 開会日
26 27 28 29 30 31 1
8月 2 3 4 5 6 7 8
山の日
閉会日
9 10 11 12 13 14 15
振替休日

※オリンピックは2021年7月23日(金)~8月8日(日)、パラリンピックは8月24日(火)~9月5日(日)開催予定。

 

 

【平成三十二年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法等の一部を改正する法律案】(抜粋)

第一条 平成三十二年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法(平成二十七年法律第三十三号)の一部を次のように改正する。

題名を次のように改める。

令和三年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法

第一条中「平成三十二年」を「令和三年」に改める。
第十条中「平成三十三年三月三十一日」を「令和四年三月三十一日」に改める。

(略)

2 令和三年の国民の祝日に関する祝日法の規定の適用については、祝日法第二条海の日の項中「七月の第三月曜日」とあるのは「七月二十二日」と、同条山の日の項中「八月十一日」とあるのは「八月八日」と、同条スポーツの日の項中「十月の第二月曜日」とあるのは「七月二十三日」とする。(下線:編集部)

 

 

「国民の祝日」については、内閣府の「『国民の祝日』について」https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html で確かめるのが速い。

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