㈱ホリゾン(本社・滋賀県高島市、堀英二郎社長)は10月中旬から、三方断裁機「iCE TRIMMER HT-300」と4クランプ無線綴じ製本機「iCE BINDER BQ-500」を発売する。
三方断裁機「iCE TRIMMER HT-300」は、バリアブル断裁に対応し、無線綴じ製本機とのインライン接続による完全自動化を実現した、最高毎時300サイクルの三方断裁機。
断裁時に使用する回転テーブルは冊子を任意の角度に回転させることができるので、通常の三方断裁に加えて小口側の角を斜めに断裁することや冊子の表紙をガイドでめくって本身のみを断裁する雁垂れ製本冊子の断裁も可能としている。
また、搬出コンベア「CV-300」と接続すると、数冊まとめて断裁した冊子を搬出部で最大102㍉の高さまで積み重ねて搬出することも可能となる。
単体で使用する場合は、最大300㍉の高さまで積載可能なサッカー給冊ユニットと搬出スタッカーを装着することで高い生産性を実現する。
次世代製本ワークフローシステム「iCE LiNK」にも対応し、拡張性にすぐれており、2020年グッドデザイン賞も受賞している。
4クランプ無線綴じ製本機「iCE BINDER BQ-500」は、小ロットや、1冊ずつ厚みが異なるバリアブル製本に対応する高速なセット替え機能を備えたモデル。
厚みに応じて糊の塗布量やニッパー高さを自動で調整する機能を備え、容易なオペレーションで1冊ずつ厚みが異なるバリアブル製本を、最高毎時800冊で仕上げることができる。
専用タンクの使用でEVA製本に加えてPUR製本にも対応する。
次世代製本ワークフローシステム「iCE LiNK」にも対応し、開発中の本身給冊装置「LBF-500」や寒冷紗供給装置「GF-500」、見返し供給装置「ESF-1000」と接続することで、オートメーション化を実現する拡張性の高い無線綴じ製本機となっている。