2015年06月23日

約30人がルネサンスと書物の魅力に触れた

約30人がルネサンスと書物の魅力に触れた

㈱モリサワ(森澤彰彦社長)は6月10日、東京・文京区の凸版印刷㈱印刷博物館(樺山紘一館長)で4月25日から7月12日まで開催中の「ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ 書物がひらくルネサンス」の見学会を行った。印刷会社など取引関係先約30人が参加し、同展の企画学芸員である中西保仁氏による解説を聞きながら、ルネサンスと書物の魅力に触れた。

 

見学会では冒頭、森澤嘉昭モリサワ相談役が次のとおり歓迎のあいさつを述べた。
「今回の企画展は4年間かけて準備されたそうだ。4月のオープン直後、本日説明していただく本展を企画した学芸員の中西さんにガイドについていただき、私も見学したが、私なりに解釈したり、分からなかったりするものも多いなかで、やはり専門家のお話を聞くと、これはすばらしいなと実感し、大変感動した。印刷業界の方にもこういう貴重な体験していただきたいと思い、凸版印刷にお願いして本日の催しになった。書物や文字文化に関心のある皆さまに、学んで楽しんでもらいたい」

 

学芸員の中西氏は次のとおり企画のポイントを述べるととともに各作品の見どころを詳しく解説した。
「今回の企画展は4年前から企画し、ヴァチカン教皇庁図書館に計8回訪問して交渉を重ねながら準備を進めてきた。作品21点を借りたが、図書館が3点以上の書物を貸し出すのは特例のことで、この機会でなければ見ることができない貴重なものばかりだ」「ルネサンスというと、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなど名立たる芸術家たちのアート作品に焦点が当たりがちだが、生きることの喜びや欲求が当時のルネサンスの書物からにじみ出ている。キリスト教の発展とルネサンス文化の広がり、アジアと西洋との最初期の出会いを書物の中から感じ取っていただきたい」

 

 

ヴァチカン教皇庁図書館は世界に類を見ない貴重書を多数所蔵する。2002年に開催した前回の「ヴァチカン教皇庁図書館展 書物の誕生―写本から印刷へ」では、聖書を中心とした写本、初期活版印刷本を展示し、写本から印刷本への転換点、変遷を紹介した。
第2回となる今回は「書物」と「ルネサンス」をキーワードに、ヴァチカン教皇庁図書館が所蔵する第一級の中世写本、初期刊本、地図、書簡など21点を中心に、印刷博物館や国内諸機関が所蔵する書物などを加えた計69点を展示している。
プロジェクションマッピングを使い、展示場内に設けられた4メートル四方のスクリーンにヴァチカン教皇庁図書館の歴史なども上映している。

 

 

企業-関連の記事

PAGE TOP