2020年09月02日

リョービMHIグラフィックテクノロジー㈱(本社・広島県府中市、広川勝士社長)は8月25~28日の4日間、同社本社工場で「RMGT新商品内覧会」を開催した。

このイベントでは、新型コロナウイルス感染対策としてイベント1回あたり参加人数を制限した上で、参加者には入場時の検温や手指除菌、マスク着用をして、ソーシャルディスタンスを確保した着席形式で印刷実演を行った。

 

広川社長

広川社長

会の冒頭、あいさつに立った同社の広川社長は「drupa2020に向けて我々の強みや技術を盛り込んだ新製品として開発したのが、コストパフォーマンス、自動化、スキルレス、環境対応にすぐれた菊全紙ジャストサイズのRMGT970モデルとなる。当社のフラッグシップ機である菊全判寸延びサイズのRMGT10シリーズにおいても、自動化やスキルレス化を推し進めた新技術を開発した。当社が世界で初めて商品化した、咥え替えしない両面専用機であるタンデムパーフェクターにその新しい機能を載せ、本日は披露する。さらに、drupaに向けて、近未来の印刷工場を示す“RMGTスマートファクトリー”を準備してきた。各社それぞれの状況に対応可能なスマートファクトリーを、本日は披露したい。そして、当社の新しい一面やみなさまの会社の仕事に役立つようなヒントを得てもらえたら嬉しく思う」と、開催の意義を述べた。

 

印刷機のデモンストレーションでは、最大紙寸法650×965㍉の菊全紙ジャストサイズ機となる新製品「RMGT970」の両面兼用LED-UV8色機と片面LED-UV5色コーター付機、さらにB1判両面専用LED-UV8色機の3台で行われた。

 

「RMGT970」は現代の環境社会に適合するジャストサイズなコンパクト機で、従来の菊全機と比べて刷版コストを20%削減、さらに34%の省電力化と30%の省スペース化が図れるモデル。

自動印刷機能「スマートアシストプリンティング(オプション)」により、版交換、テスト刷り、見当合わせ、濃度調整から本刷りまでの一連の工程をノンストップ自動印刷できるので、小ロット連続印刷の稼働率が高まる。

 

RMGT970の実演のようす 刷了紙をロボットが自動搬送した

RMGT970の実演のようす 刷了紙をロボットが自動搬送した

両面兼用LED-UV8色機「RMGT970PF-8+LED-UV+PQS-D(I+C+R)」の実演では、紙厚0.1㍉の菊全判(636×939㍉)のコート紙にA4判8面付けをして、毎時1万5000回転のスピードで両面ワンパス即乾印刷を行った。

自動印刷機能「スマートアシストプリンティング」による2ジョブ連続のノンストップ印刷を行い、印刷オペレーターが最初のジョブの開始ボタンを押すだけで、版交換、テスト刷り、見当合わせ、濃度調整から本刷りまでの一連の工程の自動印刷を実現。

自動印刷中は、印刷品質管理システム「PQS-D(I+C+R)」のインライン品質検査や濃度追従機能により、印刷オペレーターの本刷り中の負担軽減に寄与することをアピールした。

また、印刷が終わった後は自動搬送ロボット「NIPPER」が自動で印刷機排紙部へ進入し、印刷物が載った排紙パレットを次工程へ運び出す実演も行った。

 

片面LED-UV5色コーター付機「RMGT970ST-5+LED-UV+CC」の実演では、紙厚0.28㍉のK判(640×940㍉)の両面コート板紙に、ハイパワーLED-UV乾燥装置と最新のLED-UVニスを使い、これまでのLED-UVニスを遥かに凌ぐ高光沢とはじき効果を実現した擬似エンボスのパッケージ印刷を行った。

昇降式コーターOFFの状態での1ジョブ目から、短時間で昇降式コーターONによる擬似エンボス印刷に切り替わり、パッケージ印刷におけるスピーディなジョブチェンジを実演した。

 

RMGT1050の実演のようす 新機能のサイマルチェンジャーパラレルを紹介

RMGT1050の実演のようす 新機能のサイマルチェンジャーパラレルを紹介

また、B1判両面専用LED-UV8色機「RMGT1050V1TP-8+LED-UV+PQS-D(I+C+R)」の実演では、紙厚0.11㍉用紙サイズ740×1060㍉のコート紙に、新開発の「サイマルチェンジャーパラレル」と自動印刷機能によるノンストップ連続印刷で、高品質な両面ワンパス印刷を行った。

「サイマルチェンジャーパラレル」は、版胴の単独駆動機構によって版交換、ブランケット洗浄、インキプリセットを同時並行処理して約2分でメイクレディを完了する機能で、これにより生産性向上に寄与するところを紹介した。

 

そのほかに、近未来の印刷工場像「RMGTスマートファクトリー」の一環として、RMGTプレスインフォメーションクラウドが複数台の印刷機や自動搬送ロボットの「NIPPER」などをつないだスマートファクトリー化や、印刷工程を見える化することでジョブ順を最適化してムダのない印刷が実現できるところも紹介。

さらに、自動搬送ロボットの「NIPPER」が工程間の用紙や印刷物を自動搬送して、オペレーターの負荷軽減と人手不足に対応する点も紹介した。

 

 

 

 

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