2020年08月12日

ハイデルベルグ社のハイデルベルグデジタルユニット(HDU)が2年連続で、ドイツのトップデジタルラボの1つとして、コアビジネス関連のイノベーション部門でキャピタルアワードを受賞した。

 

同社では今年4月から、世界各国で稼働しているあらゆるグレード/サイズの枚葉オフセット印刷機の稼働データを基に、その集積されたビッグデータから分析した「Print Media Industry Climate Report(印刷業界状況報告)」を公開している。

現在の新型コロナウィルス感染症の拡大下でも、革新的なプロジェクトを開発し続ける能力が受賞の大きな理由となった。

 

Print Media Industry Climate Report(印刷業界状況報告)

Print Media Industry Climate Report(印刷業界状況報告)

この印刷業界のClimate Reportではパッケージ印刷/ラベル印刷/商業印刷の各分野の世界各国での印刷生産量が、客観的なリアルタイムのIIoTデータに基づいて毎週更新されている。

その分析の基となるデータは、世界中で1万3000台を超えるハイデルベルグクラウドに接続された稼働機からすべての分野・判サイズを網羅するように選択された約5000のオフセット印刷機における、ジョブ内容を匿名化したデータから作成している。

サンプルとなる印刷機群は、世界中の枚葉オフセット印刷機の生産量の約20%に相当する。

 

選考にあたった審査委員は「このツールで印刷産業における危機への取り組みを支援するだけでなく、業界外にもその名を知らしめることになるだろう。IIoTデータに基づく同等の形式で、業界の状況について報告している会社はほかにない」と述べている。

 

最新のClimate Reportからは、2020年は前向きなスタートがあり印刷量は前年度の生産を大幅に上回っていたことが読み取れる。

また、新型コロナウイルス感染症が印刷産業の生産量に影響を与えた度合は、それぞれの国の感染率や封鎖措置と密接に関連しており、商業印刷会社では感染のピーク時に極端に少ない生産量で推移した。

一方でその期間中、パッケージ印刷とラベル印刷は平均以上の需要があった。

現在は経済状況とともに印刷産業も回復し始め、商業印刷は再び回復し、パッケージ印刷とラベル印刷の生産量の大幅増加は収まりつつある。

 

 

 

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