2020年08月11日

ひろびろとした工場内

ひろびろとした工場内

亀岡パッケージ工場

亀岡パッケージ工場

 

今年11月、創業50周年を迎える佐川印刷㈱(京都府向日市)はこのほど、京都府亀岡市に竣工した亀岡パッケージ工場の生産体制を整え、紙パッケージ製品の製造を開始した。

同社は1970年、木下宗昭氏(代表取締役会長CEO)が起業して以来、印刷および情報加工の分野で成長を続け、総合印刷企業として現在に至っている。今回、長年にわたり培ってきた技術を活かして、紙パッケージ製品を生産することとなった。

 

あらゆる顧客の要望に対応

 

新工場では、食料品や化粧品・薬剤はじめ多種多様な、あらゆる顧客の要望に対応する紙パッケージの製造が可能になる。とくに用紙や各設備間での半製品の移動をAGV(自動搬送装置)によってオートメーション化し、省力化を図るなど、コスト軽減にも貢献できるようなシステムを構築。受注量の増加に対しては、追加で設備導入を行う余地を残している。
また同社のほかの工場と同様、原材料から最終工程まで、生産に関わる行程をひとつの工場で完結させる一貫生産体制を敷き、品質の安定・納期の短縮・環境負荷の軽減を実現した。

 
■亀岡パッケージ工場の特徴
①業種を問わず各企業が使用している多種多様な紙パッケージに幅広く対応。
サック箱=一部を糊付けして貼り合わせ、たたんだ状態で輸送・納品する一般的な組み立て式の紙箱。貼箱=下地となる紙の表面に化粧紙を貼り込んでつくる箱。高級品として採用されることが多い。
②付加価値を高めるための設備も導入。
箔押し=とくに京都に数多くある老舗でニーズが高い、箔押し加工が可能。食品対応=紙包材需要のうち、約50%を占める食品関連の紙器生産にも対応できるよう、各作業フロアの前室にエアーシャワーを完備。工場内で一般区域・準清浄区域・清浄区域の区分けを実施。
③環境面での配慮=印刷工程の一部、刷版において、旧来では廃液が出てしまっていたところを新設備では不要となり、廃液を生じることがない。また打ち抜き加工後に切り離された原紙の不要部分は古紙回収ルートに乗せ、再生紙として再利用される。
④衛生面での配慮=食品関連にも対応できるよう、工場内のエリアを一般区域・準清浄区域・清浄区域にゾーニングするとともに、定められた手続きを経ない限り、逆方向へは移動できない一方通行で管理を行っている。
⑤省力化への配慮=用紙や各設備間での半製品の移動はAGV(自動搬送装置)により、オートメーション化が図られている。

 
〈亀岡パッケージ工場の概要〉
工場名=佐川印刷亀岡パッケージ工場
所在地=京都府亀岡市稗田野町佐伯岩谷ノ内院ノ芝47の1
建物概要=鉄骨3階建
延床面積=8557・58平方㍍
製造品目=紙パッケージ(包装容器)

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