2020年07月28日

コニカミノルタジャパンの29インチ枚葉UVインクジェット印刷機「AccurioJet KM-1(KM-1)」が、小学館SUMO本『東大寺』の印刷に採用された。
小学館SUMO本は、「寺社仏閣、歌舞伎、絵画作品など日本の世界に誇るべき文化をありのままに本の形で後世に伝えていく」という考えの元、実際に見るよりも緻密な写真を超特大写真集として制作している。この記念すべき創刊第一弾となる「東大寺」の写真集の印刷をNISSHAが担当し、KM-1が使用された。

「KM-1」で印刷された小学館SUMO本『東大寺』

「KM-1」で印刷された小学館SUMO本『東大寺』。開くと横1メートルの超特大写真集

 

同写真集は、南国のビーチを美しく撮影した代表作「楽園」シリーズなどで知られる写真家・三好和義氏が、ライフワークとして取材に取り組んできた約10年に渡る作品数千点の中から、215点を厳選し、高精細デジタル画像とデジタル印刷技術が生み出した、学術的にも意義深い写真集。

 
KM-1の印刷が評価されたポイント
①金、銀など金属的な色調と中間色と奥行き感の再現力
従来のオフセット印刷では出せなかった色域が、KM-1で上乗せされて再現できる。オフセット印刷では、金色が黄色に近い色調になりがちだが、KM-1では、仏像に施されている金箔を本来の金属的な色合いで再現できる。また、にごりの出やすい中間色においても、朱色などの特殊な顔料が使われている像の深い色合いをリアルに再現できる。さらに、ディテールまで表現し、奥行き感・立体感を再現することができる。
②色合いの安定性
オフセット印刷では、校正刷りと本刷りで使用する印刷環境が異なるため、校正紙と本刷りの色合いに差異が生じる場合がある。このため、出版社の担当者は、印刷に立ち会い、色合いのズレの修正作業に、まる一日かけることもある。しかしデジタル印刷では、校正刷りも本刷りも同じ印刷機のため、校正段階で確認しておけば印刷に立ち会う手間が省ける。また、重版を重ねた場合もデジタル印刷のため、最初の刷りと色を揃える必要もなく、色調整のために多くの時間とヤレ紙を使っていた手間とコストを削減することができる。

 

29インチ枚葉UVインクジェット印刷機「Accurio Jet KM-1」

29インチ枚葉UVインクジェット印刷機「Accurio Jet KM-1」

 

KM-1は、B2対応のUVインクジェット方式によりオフセット印刷機以上の用紙の多様性、安定性、高色域を実現したデジタル印刷機。印刷業界で待望されていた枚葉オフセット印刷に匹敵する高画質で、2016年の発売以来、高い評価を得ている。コニカミノルタ独自のUVインクジェット技術が世界中で認められ、商業印刷、印刷通販、書籍、ダイレクトメール、といった数多くの現場で活躍している。

 

三好和義『東大寺』(小学館)

三好和義『東大寺』(小学館)

 

【小学館SUMO本『東大寺』】
タイトル:『東大寺』▽著者:三好和義▽発売日:2020年5月25日▽判型/ページ数:B2判/302ページ▽定価:36万円(税抜)

特設サイト:https://www.shogakukan.co.jp/pr/sumo/todaiji/jp/

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