2020年07月28日

Koenig&Bauer Durst社は、drupa2021での正式発表に先駆けて、B1判枚葉インクジェット印刷機「VariJET106」のベータテストを2021年初頭から開始すると発表した。

 

VariJET106

VariJET106

紙器パッケージ向けで毎時6000枚の印刷速度を持つ「VariJET106」は、Koenig&Bauer社Durst社の合弁会社で共同開発しているもの。

頑健さと精緻さで定評がある菊全判枚葉オフセット印刷機「Rapida106」のフレームをベースに、デジタルインクジェット印刷、オフセット印刷、インライン仕上げの長所を組み合わせたこれまでにはない新しいモデルとなる。

 

「VariJET106」はインクジェット印刷ユニットを中心として、その前のユニットとしてコロナ処理、用紙トリートメント、オフセット/ロータリースクリーン印刷ユニット、オペークホワイト塗布、コールドフォイルユニットなどを、後のユニットとしてオフセット/ロータリースクリーン印刷ユニット、ニスコーター、ロータリーダイカッティングユニット、穴開け、乾燥ユニットなどを思いのままに組み合わせることができ、ワンパスインライン処理なのでこれらの工程を高い見当精度で行うことができる。

これにより試作品や小ロット生産、新しいキャンペーンのためのパッケージ製作を柔軟に行えるほか、瞬発力をもって生産できることからパッケージ製品を在庫する必要もなくなりその保管コストや廃棄物の削減という点でも貢献する。

また、食品の一次包装で安全に使うことができる厳しい要件を満たした水性インク技術を採用している。

 

Robert Stabler氏

Robert Stabler氏

Koenig&Bauer Durst社でマネージングディレクターを務めるRobert Stabler氏は「我々は、大規模なカスタマイズパッケージ製作のビジョンを持ったパートナーとともに、 “VariJET106”ベータテストを行っていく。パッケージ印刷会社からの聞き取り調査では、リードタイムの短縮、大量のカスタマイズへの対応、瞬発性・機敏性の向上といった点が、デジタル印刷によるパッケージ生産へ移行する上での希望として挙げられている。成功する会社は市場の動向や変化を受け入れ、それに合わせたソリューションを提供している。一方で印刷発注者は、自社の商品を店頭で目立たせ、かつリードタイムを短くすることを継続的に望み、さらには無駄をなくした持続可能性とトレーサビリティも求めている。この要求を満たすには、品質に妥協することなく大量にカスタマイズ生産する能力を備える必要があり、さらにはその製造方法への信頼性と費用対効果が高いことも求められる。これを実現するのが“VariJET106”だ」と述べている。

 

 

 

 

 

技術・製品-関連の記事

PAGE TOP