2020年07月22日

独・ヴェルターにあるシェーファープリント&パッケージ社が、ハイデルベルグ社製で2020ジェネレーションの「スピードマスターXL106-6+L」を導入した。

 

同社は食品業界向けの折り箱製造を専門としており、菓子および冷凍食品の有名ブランドを長年の顧客として持つ印刷会社。

1987年の創業時は商業印刷物や伝票を印刷していたが、10年後に新工場へ移転した際に菊半裁印刷機「スピードマスターCD74」で小さな折り箱を印刷し、既存ビジネスに加えてパッケージ印刷も手掛けるようになった。

その印刷機を菊半裁6色コーター付印刷機「スピードマスターXL75-6+L」に入れ替えた後、完全に折り箱製造へと方向を転換。

今では15年以上折り箱の印刷・製造をしている。

 

設置作業中の2020ジェネレーションのスピードマスターXL106とシェーファー社長(左)

設置作業中の2020ジェネレーションのスピードマスターXL106とシェーファー社長(左)

今回の「スピードマスターXL106-6+L」の導入について同社のティモ・シェーファー社長は、「当社では今、菊半裁から菊全判へサイズを上げるという次のステップに進んでいる。当社の顧客は、我々が持つ柔軟性とスピードに期待している。今回の設備投資の目的は、それを維持し、さらに積み上げていくことだ」と説明する。

 

同社が導入した2020ジェネレーションの「スピードマスターXL106」には、次世代のインラインカラーマネジメントシステム「インプレスコントロール」と「イメージコントロール(印刷の絵柄全体の品質最適化のための測色システム)」が搭載され、オートプレートプロによる迅速な版交換とともに準備時間は削減される。

さらに、プリネクプロダクションマネージャーワークフローによって印刷機が統合されている。

 

同社の受注内容は、短納期、中期および長期とさまざまなものがある。

食品業界向けの折り箱はつねに必要とされるものであり、新型コロナウイルス感染症の流行を背景に、現在はとくに菓子や冷凍品の需要がとても高くなっている。

同社では新型コロナウイルス感染症が流行する前でさえ、顧客への迅速かつ柔軟な配送を可能にするために、より生産能力を高める必要があることは明らかだった。

「ほかのメーカーの印刷機についても検討したが、最終的には2020ジェネレーションのスピードマスターとプリネクトプロダクションマネージャーのプリントショップワークフローからなるハイデルベルグのパッケージに軍配が上がった」とシェーファー社長は機種選定の背景を語る。

 

同社は後工程において、すでに菊全判サイズの打ち抜き機や製函機、蒸着機を使用している。

したがって、菊全判の印刷機を導入することは理に適ったステップであり、そうすることで生産能力は倍になった。

「新しい2020ジェネレーションのスピードマスターXL106の導入は当社にとって大きな一歩であり、後工程にある最先端の機械とともに、革新的な製品を顧客に提案することを可能にしてくれる。また、新しい印刷機が飛躍的に準備時間を削減してくれ、小ロットの仕事でもより経済的に生産することができ、高い生産性を上げることができると考えている。Push to Stopコンセプトとインテリジェントアシスタントによる印刷機の高度な自動化を最大限に活用することで、我々はパッケージ印刷のパイオニアになれると自負している」(シェーファー社長)

 

 

 

 

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