2020年07月29日

「大坂冬の陣図屏風」デジタル想定復元

「大坂冬の陣図屏風」デジタル想定復元


 

大阪城天守閣(大阪府大阪市)と凸版印刷㈱は、7月23日から10月7日まで、大阪城天守閣で「大坂冬の陣図屏風(デジタル想定復元)完成記念 夏の展示 大坂冬の陣・夏の陣図屏風~豊臣vs徳川 激闘の記憶~」(夏の展示)を開催。「大坂冬の陣図屏風」デジタル想定復元を関西初公開する。
 

慶長19年(1614年)の大坂冬の陣の様子を描いた「大坂冬の陣図屏風」は、江戸時代後期の模写と考えられる屏風が東京国立博物館に所蔵されるだけで、原本は行方不明になっている。凸版印刷は、歴史・城郭史・美術史・風俗史など、各研究分野の専門家の指導・助言のもと、デジタル技術を駆使し、「大坂冬の陣図屏風」の復元プロジェクトに取り組んだ。昨年、復元された屏風が完成し、2019年7月27日から9月8日まで名古屋市の徳川美術館・名古屋市蓬左文庫で開催された特別展「合戦図―もののふたちの勇姿を描く―」で展示・初公開された。
 

今回の夏の展示では大阪城天守閣と協力し、凸版印刷が実施したプロジェクトの成果である「大坂冬の陣図屏風」デジタル想定復元と、大阪城天守閣が所蔵する「大坂夏の陣図屏風」(重要文化財)をともに展示する。
 

あわせて、大坂冬の陣・夏の陣で活躍した真田幸村(信繁)・後藤又兵衛ら所用の甲冑や、豊臣秀頼が自害する4日前の慶長20年(1615年)5月4日付で発給した現存最後の文書、大坂夏の陣最後の決戦当日の慶長20年5月7日付の大野治房の書状など、大坂冬の陣・夏の陣に関する資料が展示される。
 

大阪冬の陣図屏風復元プロジェクト 凸版印刷がこれまで培った文化財のデジタル復元の知見を活かし、専門家による学術的調査と監修を得ながら模本を、読み解くことで浮かび上がる姿を想定。デジタルによる彩色と手作業による仕上げにより、復元図を完成した
 
 

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