2020年07月29日

表示部と、駆動回路、BLE(Bluetooth Low Energy)通信回路、電源を一体化して皮膚に貼り付けられたフルカラースキンディスプレイ

表示部と、駆動回路、BLE(Bluetooth Low Energy)通信回路、電源を一体化して皮膚に貼り付けられたフルカラースキンディスプレイ

 

国立大学法人東京大学(五神真総長)の染谷隆夫博士(大学院工学系研究科長・教授)の研究チームと大日本印刷(DNP)は、独自の伸縮性ハイブリッド電子実装技術を進化させ、薄型で伸縮自在なフルカラーのスキンディスプレイと駆動・通信回路および電源を一体化した表示デバイスの製造に成功した。同装置は、皮膚上に貼り付けたディスプレイに外部から送られた画像メッセージを表示できるコミュニケーションシステム。

 
ウィズコロナ/アフターコロナの社会では、距離を隔てた状況でのコミュニケーションのあり方が重要になる。「直接会えない、触れられない」状況では、顔色の変化から察するなど、非言語コミュニケーションの要素が欠落する。
つまり対面で無意識に行っていたこれらの情報処理を補う手段、がこれからの社会では求められる。相手を身近に感じる効果を期待し、体表に近いところで情報を見たり、センシングしたりできる技術として、スキンセンサーやスキンディスプレイの開発が進められている。
 

同研究では、発光素子として無機半導体を発光材料としたLEDと独自の伸縮性ハイブリット電子実装技術を駆使することで、従来の伸縮性ディスプレイよりも圧倒的な大気安定性と機械的耐久性を同時に達成した。伸縮自在なディスプレイを皮膚にフィットさせ、かつ人の動きに追従させた状態で、数百個のLEDが1画素の故障もなくフルカラー動画を表示できたのは、世界で初めて。
 

また同製品は、伸縮性のある配線材料として銅を採用し、一般的な電子部品製造プロセスを用いて製造できる。産業界で実績のある量産性に優れた方法で製造が可能なため、早期の実用化と将来の低コスト化が期待できとしている。

 

 

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