2020年07月21日

塚田司郎会長

塚田司郎会長

日本印刷技術協会は、7月13日午後3時30分から東京都杉並区の東京本社アネックス3階で第53回通常総会を開き、令和元年度事業報告並びに決算報告承認の件、令和2年度事業計画並びに収支予算報告の件、役員改選の件を審議しすべて原案どおり承認した。任期満了に伴う役員改選では、塚田司郎会長を再選した。
総会は郡司秀明専務理事の司会進行ではじめに塚田会長があいさつを述べた。
「5月の緊急事態宣言が解除されて6月に入ってからサプライヤー数社と情報交換してみたが、印刷用紙は5月は3割減とのこと。インキは4割減で商業印刷とかチラシなど企業の活動が止まってカラーの印刷物が減っているからカラーのインキが出ないとのこと。ほとんどの会社がWithコロナの秋以降需要が戻ってくるか不透明だといわれていたのでやはりそうなのだろう。当協会でも春から動画を撮ったり、ストリーミング配信を試すなどいろいろセミナーのやり方について試行錯誤中である」
このあと、塚田会長を議長に選出して議案審議に入り、上程議案をすべて原案どおり承認した。

 

通常総会のもよう

通常総会のもよう

 

令和2年度計画の基本的な考え方として2020年度はコロナウイルスの影響をある程度受けることを前提に計画。2019年度のJAGATは「デジタル×紙×マーケティング」を前面に押し出し、JUMP(JAGAT地方大会)や夏フェス、JAGAT大会、エキスパートDAY、page2020と「デジタル×紙×マーケティングforBusiness」をうたって活動して印刷業界に浸透し、実践している印刷会社も多くなった。
2020年度は、まだ正式名称ではないが「デジタル×紙×マーケティング2・0」「デジタル×紙×マーケティングNextStep」として、このベクトルを発展させる活動をしていく。
新たな事業として①印刷入門に代表される出版物のリニューアル(デジタルイメージングなど)②通信教育のリニューアル③夏フェス(今期は秋フェス)の完全事業化④Pageの新たなリニューアル⑤動画、Web(Zoom、ストリーミング配信、YouTube)の活用――に取り組む。
通信教育はコロナウイルスの影響で企業活動が制限される中、人材育成の機会ととらえアピールしていく。JAGATの通信教育は、唯一業界に特化した講座を提供できるという強みを持つ。特定時間の拘束や場所・距離といった制約を受けないというメリットとともに、これを広くアピールしていく。中堅規模の企業開拓、そのための内定者教育としての「新入社員コース」のプロモーションや短期受講型の新講座開発、セミナーとの連携を図る。
10月をめどに秋フェス(夏フェスの時期をずらして継続)を開催する。8月にメーカー各社に延期になった6月のdrupa2020用の発表内容をオンデマンド配信してもらうイベントを企画する。9月にWebJUMP(JAGAT地方大会)。
Page2021は2021年2月3日から5日まで開催する。状況次第だが展示は通路を広くして小間も大きめに区割りし、セミナーやイベントはWebを活用して「広々Page withWeb」で行うことを念頭に置いている。説明に当たった郡司専務理事は「JAGATはセミナーをWebで流せばいいというスタンスとは異なり、われわれに期待されているのは他では聞けない話をセミナーの売りにしているのでonlyWebではなく、withWebというスタンスでやっていくつもり」と強調した。
令和2年度収支予算は3億8781万円。
役員改選では、理事・監事候補案が承認されたのち、総会を一時中断して、別室で臨時理事会を開き、塚田会長以下、副会長、専務理事、常務理事の四役全員の留任を決めた。塚田会長は「JAGATで動画配信など自分でやってみる立場になるとなかなか難しく苦戦しているが動画やWebに取り組みたい。どうかメーカー、サプライヤーもこういう時代なので郡司専務が説明したプラン(drupa用コンテンツの活用)にご賛同ご協力いただき積極的にご利用いただき共にグラフィック業界を盛り上げていきたい」と述べた。
【新役員】
会長 塚田司郎(錦明印刷㈱)
副会長 森澤彰彦(㈱モリサワ)、網野勝彦(㈱研文社)
専務理事 郡司秀明(常勤)
常務理事 杉井康之(㈱ディグ)
理事 浅野健(㈱金羊社)、石井隆司(常勤)、江前敏晴(日本印刷学会)、大谷佳也(新任、㈱SCREENグラフィックソリューションズ)、川村喜久(DICグラフィックス㈱)、菊池幸弘(新任、㈱竹尾)、小森善信(㈱小森コーポレーション)、坂井田稲之(日本プロモーショナル・マーケティング協会)、作道孝行(作道印刷㈱)、滝澤光正(新任、全日本印刷工業組合連合会)、田畠久義(㈱久栄社)、田村壽孝(日本グラフィック・コミュニケーションズ工業組合連合会)、土屋勝則(新任、東京都印刷工業組合)、土山昌雄(新任、ハイデルベルグ・ジャパン㈱)、土山雅之(土山印刷㈱)、中森真司(富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ㈱)、萩原誠(萩原印刷㈱)、花井秀勝(日本プリンティングアカデミー)、福田七衛(誠伸商事㈱)、前田浩之(新任、東洋インキ㈱)、真茅久則(新任、富士ゼロックス㈱)、松田昌也(㈱光文堂)、宮城荘一郎(有識者)、宮前光男(キヤノンマーケティングジャパン㈱)、宮脇正明(リョービMHIグラフィックテクノロジー㈱)、茂木雅男(凸版印刷㈱)、山口浩之(新任、大日本印刷㈱)、山本久喜(東洋美術印刷㈱)、吉岡新(日本グラフィックサービス工業会)
監事 水野雅生(ミズノプリテック㈱)、久都内進一(公認会計士)
相談役 島袋徹(学識経験者)

7月30日にオンラインセミナー「コロナとテレワークは社会と印刷をどう変える」

 

日本印刷技術協会(JAGAT)は、7月30日に研究会セミナー「コロナとテレワークは社会と印刷をどう変える」を7月下旬の「JAGATテレワークガイドブック」発刊に合わせオンラインで開催する。
新型コロナウイルス感染症の影響はあらゆるビジネスに及んでいる。JAGATが会員各社を対象に行ったコロナ禍の影響とテレワークの取り組み状況に関する最新調査結果に基づき、印刷物・印刷ビジネスへの影響を考察。そして代表的な各社が取り組むWithコロナ時代の営業戦略、モノづくり、働き方に関する施策を発表、今後の社会と印刷の変容に適応していくためのヒントをさぐる。日時は7月30日午後2時~5時30分、定員50人。Zoomによるライブ配信(ウェビナー方式)参加費(税込み)は研究会メンバー無料、JAGAT会員1万1000円、一般1万5400円。
〈プログラム〉
▽午後2時~2時25分 キーノート~変わる印刷の価値と役割、JAGAT専務理事 郡司秀明氏
▽2時30分~2時50分 印刷会社のテレワーク、実態と方向性、JAGAT研究調査部 藤井建人氏
▽3時~3時20分 オンライン会議ツールによる営業戦略展開、㈱meet in代表取締役 齋藤正秋氏
▽3時25分~3時45分 リモートワーク時代の働き方を実現したコニカミノルタジャパンの取り組み、コニカミノルタジャパン㈱デジタルワークプレイス事業企画統括部(兼)働き方改革プロジェクト部長 牧野陽一氏
▽3時50分~4時10分 工場の機械をリモートメンテナンスで大改革!、リョービMHIグラフィックテクノロジー㈱テクニカルサポートセンター長 恒川博好氏
▽4時20分~4時40分 テレワーク時代の印刷営業マーケティング、㈱小松総合印刷トータルマネージャー 小松勢至氏
▽4時45分~5時30分テレワークが変える社会と働き方、ジャーナリスト 西田宗千佳氏
問合先 研究調査部、電話03・3384・3113

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