2020年06月24日

藤森康彰会長

藤森康彰会長

日本印刷産業連合会は6月11日に開催を予定していた第35回定時総会と第2回理事会については、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、定款第11条第2項・法人法第58条第1項の規定(社員総会の決議の省略)及び定款第31条第2項・一般社団法人および一般財団法人に関する法律第96条の規定(理事会の決議の省略)に基づき「書面による定時総会、理事会の決議の省略」を行うこととした。
さきごろ開いた第35回定時総会の議案は、第1号議案2019年度事業報告並びに決算報告案の件、第2号議案2020年度事業計画ならびに収支予算案の件、第3号議案役員改選の件。第2回理事会の議案は、第1号議案2020年度日印産連役員、第2号議案常設委員会および顕彰委員会委員長委嘱の件で、すべて原案どおり承認した。
また任期満了に伴う役員改選では金子眞吾会長に代わって藤森康彰氏(印刷工業会会長、共同印刷㈱)を選任した。
 
 
2020年度の事業計画の基本方針は次のとおり。

 
「現在、社会や産業は新しいテクノロジーによって急速に変化しつつある。とくにデータ活用とデジタル技術の進展は著しく、デジタルトランスフォーメーションによって生活やビジネスに変革がもたらされている。印刷作業においてもこの変化を捉え、既存のビジネスプロセスにとらわれない革新的なビジネスモデルも生まれてきている。企業の在り方自体を見直し進化することで印刷産業は社会から求められる責任と役割をさらに担うことが可能となる。
このような社会の転換期に対応するため、日印産連はグランドデザインに定めた『新たな価値創出に向けた活動』『適正で誠実な企業行動の推進』『地球環境への高い配慮』『社会に向けた情報受発信の強化』という4つを基本的な指針とし、国連の提唱するSDGs(持続可能な開発目標)およびこれの普及に政府が掲げる『拡大版SDGsアクションプラン2019』にある日本版SDGsモデル踏まえ、『SDGs推進プロジェクト』と各委員会が連携し総合的に印刷産業の活動に資する事業を推進する」

 

地方創生など4つのテーマ

 
2020年度の重要テーマは①地方創生への貢献②女性活躍推進③地球環境への配慮④2020東京オリンピック・パラリンピックへの対応。
地方創生への貢献では、全国にある印刷会社がこれまでのビジネスの経験を活かし、地域活性化に貢献する。地方創生・地域活性化成功事例の水平展開。地方におけるデジタルトランスフォーメーション活用サポート事業への支援を行う。
女性活躍推進では、ダイバーシティ経営や人権および多様性の尊重に関わる活動を積極的に継続する。印刷業界で働く女性の連携強化。女性の活躍推進に向けた意識変革に取り組む。
地球環境への配慮では印刷産業におけるサプライチェーン全体で、印刷産業における環境負荷の低減を図る。環境優良工場表彰、グリーンプリンティング認定制度の推進。海洋プラスチックごみ問題に対応したプラスチックの有効活用への活動を展開する。
2020東京オリンピック・パラリンピックへの対応では、大会に関連するビジネスの取り込みと、大会運営に関わる物流、交通、働き方などについて行政との連携協力を進める。

 

藤森康彰会長就任あいさつ

 
「本来なら、6月11日の総会、理事会でご承認いただくところ、新型コロナウイルス感染防止のため、書面での決議とさせていただいた。会場で直接ごあいさつせていただきたいところであるが、紙面をお借りしてのごあいさつとする。
微力ではあるが、金子前会長の取り組みを引き継ぎ、本年度の活動方針に基づき、印刷産業の発展のために、誠心誠意、職務を務める。
金子前会長は、平成30年から2年間にわたり、当連合会の会長を務められた。その間、『グランドデザイン』実践の指針として、国際社会の共通目標であるSDGsを採用されるなど、広い視野で『グランドデザイン』の深耕に尽力された。
また、IGAS2018でのJPEX(印刷展)の開催やアジア印刷会議の誘致、4年に1度の『印刷文化典』などを通して、印刷産業が社会の発展に資する存在であることを広く訴え、そのすばらしさを国内外に発信された。
業界が抱えるさまざまな課題解決にも強力なリーダーシップを発揮され、『グリーンプリンティング』の推進においては、印刷大手のGP取得に注力され、一層の拡大を図られた。
また、ネットワーク構築による女性活躍推進、印刷会社主導の地方創生事業などの事業を推進、さらに業界の生産性向上のため、デジタルトランスフォーメーションの導入を提唱されるなど、多方面で成果を積み重ねてこられた。
改めて敬意を表するとともに、心から感謝申し上げる。
印刷業界は、デジタル化の進展を受け、需要が漸減(ぜんげん)している。さらに今年度は、環境負荷低減や取引慣行の改善、働き方改革といった従来の課題に、新型コロナウイルス感染症による経済界への深刻な影響が加わり、大変厳しい状況となっている。
しかし、今こそ、幾多の自然災害や景気後退を乗り越えてきたわれわれ会員10団体と関連団体が英知を集め、一つになって難局に立ち向かう時だと考える。
共に“アフターコロナ”を見据え、業界の抱える課題解決と革新に取り組んでいきたい」

 

【2020年度役員】
会長 藤森康彰(昇任、印刷工業会)
副会長 浅野健(印刷工業会)、滝澤光正(昇任、全日本印刷工業組合連合会)、小林友也(昇任、日本フォーム印刷工業連合会)
専務理事 小野隆弘(昇任、専従)
常務理事 小澤典由(専従)、緒方宏俊(新任、専従)
常任理事 北島義斉(印刷工業会)、麿秀晴(新任、印刷工業会)、堆誠一郎(印刷工業会)、佐藤裕芳(印刷工業会)、永井直裕(印刷工業会)、岩尾純一(印刷工業会)、松原靖広(印刷工業会)、阿部茂雄(昇任、印刷工業会)、倉持徹雄(新任、印刷工業会)、瀬田章弘(新任、全日本印刷工業組合連合会)、鳥原久資(新任、全日本印刷工業組合連合会)、浦久保康裕(新任、全日本印刷工業組合連合会)、福田浩志(昇任、全日本印刷工業組合連合会)、池尻淳一(全日本印刷工業組合連合会)、坂田甲一(新任、日本フォーム印刷工業連合会)、中村耀(日本グラフィックサービス工業会)、田中真文(全日本製本工業組合連合会)、田村壽孝(日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会)、田中祐(全日本シール印刷協同組合連合会)、田口薫(全国グラビア協同組合連合会)、内藤正和(全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会)、堀知文(新任、全日本光沢化工紙協同組合連合会)
理事 有松敏樹(印刷工業会)、秋元裕(印刷工業会)、服部克彦(印刷工業会)、大橋幸成(印刷工業会)、根岸千尋(新任、印刷工業会)、土屋勝則(新任、全日本印刷工業組合連合会)、白橋明夫(新任、全日本印刷工業組合連合会)、中本俊之(新任、全日本印刷工業組合連合会)、江森克治(新任、全日本印刷工業組合連合会)、小谷敬二(新任、日本フォーム印刷工業連合会)、林陽一(日本フォーム印刷工業連合会)、清水隆司(新任、日本グラフィックサービス工業会)、本間敏弘(全日本製本工業組合連合会)
監事 手島英男(公認会計士)、望月克彦(印刷工業会)、惟村唯博(新任、全日本印刷工業組合連合会)

 

■常設委員会および顕彰委員会委員長
ステアリング・コミィティ(運営委員会)=浅野健(印刷工業会、㈱金羊社)
価値創出委員会=瀬田章弘(全印工連、弘和印刷㈱)
企業行動委員会=堆誠一郎(印刷工業会、宝印刷㈱)
地球環境委員会=田口薫(全国グラビア、大日本パックェージ㈱)
広報委員会=岩岡正哲(印刷工業会、岩岡印刷工業㈱)
顕彰委員会=浅野健(印刷工業会、㈱金羊社)

 

 

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