2020年06月16日

リョービMHIグラフィックテクノロジー㈱(本社・広島県府中市、広川勝士社長)は6月16日、菊全判オフセット印刷機RMGT970モデルを発表した。

同機はdrupa2020に照準を合わせて開発してきたモデルで、紙や印刷資材のコストが上昇する中で菊全紙にジャストサイズのモデルという時代の要請に応えたものとなっている。

発売は今冬を予定している。

 

RMGT970ST-5+CC

RMGT970ST-5+CC

「RMGT970モデル」は、同社がこれまでから培ってきた「新しい発想を採り入れた省エネ・コンパクト設計」と「堅牢で長期間稼働し続ける高精度なモノづくりの技術」を融合させ、現在の環境社会に適合する新時代の新たな菊全判印刷機として開発したものとなる。

最大紙寸法は650×965㍉で、市場でポピュラーな菊全判用紙をフルカバーする。

菊全紙による両面印刷、K判(650×950㍉)用紙によるパッケージ印刷にも対応可能。

カラーバーやPQS-D見当調整用マークがゆとりをもって配置できる最大640×930㍉の印刷範囲を実現(両面印刷時は630×930㍉)。

A4判8面付け印刷はもちろん、非定型仕上がりサイズの面付印刷まで幅広い用途の印刷に対応する。

 

また、これまでの菊全サイズ機と比較した場合、刷版コストを約20%、消費電力を約34%と、コストを大幅に削減できる。

さらに、コンパクト設計により設置スペースが約30%削減でき、これまでは設置スペースの面から諦めていた工場にも菊全判機の設置が可能になるケースも生まれる。

 

同機の主な特徴は次のとおり。

▽毎時1万5000枚のワンパス両面、即乾印刷で短納期対応

片面・両面兼用印刷機には倍胴、倍胴、単胴方式の自動切り換え反転装置を搭載。

毎時1万5000枚の両面印刷で生産性が高められる。さらにLED-UV乾燥装置を反転装置と排紙部に搭載することで、両面の即乾印刷に対応。

後工程への待ち時間を解消し、短納期印刷に応えることができる。

 

▽幅広いバリエーションと厚紙印刷対応

片面と片面・両面兼用の2色機から10色機までの幅広いバリエーションをラインアップし、コーティングユニットも装備可能。

さらに、高容量の給紙・排紙パイルと新設計のシリンダー径により、厚紙印刷適性を向上させている。

 

▽小ロット連続印刷の稼働率を高めるスマートアシストプリンティング(オプション)

画面のタッチパネル操作でインキプリセットからブランケット洗浄、版交換、テスト刷り、見当合わせ、濃度調整、本刷りまで全自動かつノンストップで行えるスマートアシストプリンティング機能を新開発。

ジョブ交換頻度が多い小ロット連続印刷の稼働率向上を実現する。

 

▽印刷品質管理システムPQS-D(I+C+R)(オプション)

印刷機上のCCDカメラで印刷中の用紙を撮像し、用紙を抜き取らずにインラインで印刷物の品質管理を行うことができる。

不良紙流出を防止し、品質保証体制を強化するとともに、印刷作業の自動化を支援する。

 

▽ベンダーレス版クランプを採用した自動刷版交換装置

刷版交換作業を自動化する半自動刷版交換装置SPC(標準)、全自動刷版交換装置FPC(オプション)、全自動同時刷版交換装置Smart-FPC(オプション)を用意。

すべての刷版交換装置にはベンダーレス版クランプを採用しており、版曲げ作業の段取り時間を解消する。

 

▽ユーザーフレンドリーな給紙部・排紙部のタッチパネル操作

印刷開始、カウンター設定、給紙エアープリセット(オプション)、給紙タイミングチェッカ―など給紙部での各種操作、設定/確認作業をタッチパネルで行える。

また、排紙部ではバックガイド/サイドガイドの調整、排紙ファンの風量調整など駆動側のダイヤルを操作側タッチパネルに集約し、排紙部での作業性を向上させている。

どちらのパネルにもエラー内容表示などモニタリング機能を充実させ、オペレーターの作業をアシストする。

 

 

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