小森コーポレーションは4月23日、大型連休を前に「長期連休前後におけるメンテナンスのポイント」を次のように示した。
【連休前の注意点】
1.主盤および各配電盤内を掃除する際は、絶対にエアガンを使用しない。
必要があれば、粉塵・パウダー等を掃除機等で慎重に吸い取る。
・スプレー粉が、リレーの接点に付着して思わぬトラブルを引き起こす。
2.低速運転時における電流計(アンメータ)の電流値を記録しておく。
・休み明け、運転再開時の参考にする。
3.印刷機械の主電源を落とした後に、コンプレッサー内と印刷機械内のエアを(できれば、それぞれのドレンコックから)排出する。
【連休後の注意点】
1.工場内の空調機は、できれば稼働前日から運転開始する。
・機械の各部が適温になるには24時間かかるというデータがある。
2.オイルバスの油量が油面計の上限まであるか確認して、なければ補充する。
3.印刷機械の主電源を入れて、給油ポンプを10分間以上回す。
・潤滑油を循環させ、カバー内の装置各部を潤す。
4.圧縮空気は、コンプレッサーの圧力が高まったことを確認後、機械に送り込む。
5.緩動空転をしばらく(できれば半日程度)行い、各部を充分になじませる。
・この時間を利用して印刷機械以外の準備作業を行うと効率的。
6.緩動空転のまま、各エアシリンダー等の動作チェックを行う。
・スイッチの入り切りを数回繰り返し、電磁弁の切れ替わる音を確認する。
①コモリマチック
②インキローラエア着脱
③胴入・胴抜
④その他付帯機器
7.問題がなければ1時間程度低速空転を行った後、電流計の電流値を確認の上、平常稼働に入る。