デュプロ精工㈱(本社・和歌山県紀の川市、池田弘樹社長)が「第47回環境賞」で優秀賞を受賞した。
環境賞は昭和49年に創設された、環境保全や環境の質の向上への貢献が認められる成果、または貢献が期待される成果をあげた個人、法人、団体、グループなどを表彰することで、広く環境意識の啓発を図ることを目的としたもの。
今回は、環境大臣賞、優秀賞、優良賞、審査委員会特別賞の計6件が選ばれている。
今回の同社の受賞は、「オフィス内で古紙を再生する小型製紙機」を対象としたもの。
同社が開発・製造・提供している小型製紙機「レコティオEV-i250」は、使用済みのコピー用紙をわずか120分でトナーや異物(ホッチキスやフィルム)を取り除いて再生紙にする。
オフィスにも設置可能な小型製紙装置で、水と泡で文字を消してしまう洗濯機のような機構を持ち、用紙を繊維段階まで分解するので機密保持の点でもすぐれている。
さらに、紙リサイクルシステムを構築することができるので用紙購入量や古紙廃棄量を削減できる上、製紙工程・物流過程のCO2発生も大幅に低減する。