2020年04月15日

ハイデルベルグ社は、ポストプレス分野のさらなる生産性向上を実現するソリューションとして、MISに繋がるポストプレス・データレディ、オペレーターの肉体的負担軽減のため、デリバリーで折丁を完全自動で積むスタールフォルダーPスタッカー(アームロボットシステム)、折り機のためのPush to Stopコンセプト--を発表した。

 

同社ポストプレスビジネスマネージメントのトップを務めるヨルグ・ダーンハルト氏は「商業印刷ではポストプレス部門の人件費がもっとも高く、約60%の割合を占めている。だからこそ我々は、準備時間を短縮して生産性を向上させるために、たとえば折り機のPush to Stopテクノロジーなどの統合された自動化に注目した。また、スタールフォルダーPスタッカーによって折り工程を高生産に導き、なおかつオペレーターの負担を軽減する」と述べている。

 

 

【ポストプレス・データレディ】

一般的に後工程には多くの異なる工程があり、さまざまなメーカーの機械がある。

そして、少なくとも商業印刷分野では、明確なコスト計算などをすることが難しく、さらに手作業による時間のかかるステップがいまだに多く存在している。

 

そこで、新しい同社の標準のインターフェース「ポストプレス・データレディ」は、商業印刷/パッケージ印刷に関わらず、稼働データを取り込むことにフォーカスしたもの。

自動で幅広く集められたデータには、たとえば生産過程におけるリアルタイムのデータがあり、それを使うことによってユーザーは、より効率的な生産計画やより簡単に最終のコスト計算をするための信頼できるデータベースを得ることができる。

また、「ポストプレス・データレディ」は、オープンなデータインターフェースで、既存MISシステムに統合することが可能。

スタール折り機、ポーラー断裁機用のデータレディは、近々に発表が予定されている。

 

【スタールフォルダーPスタッカー(アームロボットシステム)】

p-stacker

スタールフォルダーPスタッカー

「スタールフォルダーKH82-P」のようなハイパフォーマンスな折り機のデリバリーでは、オペレーターは折り作業中にパレットへ毎日約7㌧の折り丁を積んでいる。

折丁の1束は8㌔㌘にもなることがあり、1分あたり最大で5回もデリバリーから排出される。

現場のこの肉体的な負担を軽減するには、折り機の生産スピードを故意に落とすか、ダウンタイムにはなるものの休憩時間をとるか、またはアシスタントの人手による作業を必要とすることになる。

 

こうした課題に対して、工業用アームロボットシステムをベースにして同社が開発した、6軸産業用ロボットを採用した「スタールフォルダーPスタッカー」が問題を解決する。

「スタールフォルダーPスタッカー」は、800×1200㍉サイズまでのパレットを使うことができ、洗練されたグリッパーテクノロジーを使ってやさしく確実に折り丁を掴んで積紙することができる。

高い生産性と効率性を折りのプロセスで実現し、オペレーターの負担も軽減できるので、その空いた時間を品質管理などほかの業務に割くことができる。

「スタールフォルダーPスタッカー」の納入開始は今年10月頃の予定。

 

【折り機でもPush to Stopコンセプトが利用可能に】

折り工程での台替え、切り替えを完全自動生産への1歩を踏み出すことが可能となり、仕事替えが頻繁にあって少部数で台数物の仕事を多く行うユーザーでとくに有効となる。

このコンセプトは「スタールフォルダーTH/KH82-P」と「スタールフォルダーTX96」で利用可能となり、オペレーターは折丁の品質により集中できる、かつ生産性を向上させることにもつながる。

 

 

 

 

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