2020年04月08日

凸版印刷は、新たな成長領域の1つとして位置付けている「健康・ライフサイエンス」領域における新事業開発を推進しており、2019年10月1日に100%子会社としておかぴファーマシーシステムを設立した。このほど、おかぴファーマシーは2020年2月28日に厚生労働省から発出された「新型コロナウイルス感染症患者の増加に際しての電話や情報通信機器を用いた診療や処方箋の取り扱いについて」の事務連絡を受け、服薬指導から処方せん薬の受け取りまでを在宅で可能にする処方せん薬宅配サービス「とどくすりβ版」の提供を3月30日から開始した。

 

「どどくくすり」のサービスイメージ

「どどくくすり」のサービスイメージ

 

 

通常、患者は処方せんの原本を薬局に持参し、対面で服薬指導を受ける必要があるが、同事務連絡により特例として、FAX等で処方せん情報が薬局に送付され、電話や情報通信機器等を用いて服薬指導を受けることが可能になる。
「とどくすり」では、慢性疾患等を抱え定期的に受診する患者が「とどくすり」のWebサイトから調剤や配送に必要な情報を薬局に送信する。薬局は医療機関、または患者から送信された処方せん情報をもとに調剤し、電話や情報機器等を用いた服薬指導を行う。自宅に処方せん薬が届くため患者は薬局に出向くことなく、安全かつ迅速に処方せん薬を受け取り、服薬することができる。また、感染症リスクの高い場所での滞在が減ることから、感染症の予防に役立つ。
おかぴファーマシーは、同事務連絡を受けて今回のβ版としてのサービス提供を開始することにより、新型コロナウイルス感染拡大防止に貢献するとともに、ここで得られる知見を今後の感染症対策や医療崩壊の防止、患者にとって安心・安全・便利な服薬環境の整備に向けたサービス開発につなげていく。

 

これまで凸版印刷は、新たな成長領域の1つとして「健康・ライフサイエンス」領域を設定し、さまざまな企業とのアライアンスの締結や新製品・新サービスの提供を行い、誰もが健やかに生活できる健康長寿社会の実現に向け、事業展開を行ってきた。
昨今の新型コロナウイルス感染症の感染拡大による本事務連絡が発出されたことを受け、慢性疾患等を抱え定期的に受診する患者に対する電話や情報通信機器を用いた服薬指導が可能になった。患者にとっては外出せずに治療を継続でき、有益である一方で、全国の薬局では常勤薬剤師が1人しか登録されていない薬局が約半数を占めており、通常の業務対応をしながら遠隔での服薬指導や新たに発生する業務を行うことは大きな負担になることが懸念されている。

このような中でおかぴファーマシーは、「とどくすり」の提供により、患者と薬局の双方に対して安全、かつ便利なサービスを開発した。

 

【「とどくすりβ版」のサービス概要】

 

「とどくすり」は、慢性疾患を抱え定期的に受診する患者が、電話や情報機器等を用いて服薬指導を受け、自宅で処方せん薬を受け取るまでを支援するサービス。
患者が「とどくすり」のWebサイトに必要な情報を入力すると、「とどくすり」のコールセンターが服薬指導を行うタイミングの調整や処方せん薬の配送日時の確認などを代行する。これにより、患者は自宅でスムーズに処方せん薬を受け取ることができ、薬局は通常の業務を継続しながら本事務連絡への対応が可能となる。「とどくすり」が多くの患者に利用されることで、感染症リスクの高い場所での滞在を減らすことにつながり、新型コロナウイルス感染症等の拡大防止に貢献できると考えられる。
なお、「とどくすり」は、同事務連絡および、2020年9月から施行される予定の改正薬機法によりオンライン服薬指導が一部実施可能となる状況にも鑑みながら、サービスが安全かつ適切に行われるための自主ガイドラインを整備した上で提供される。

 

 

※「とどくすり」 WebサイトURL: https://todokusuri.com/

 

 

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