2015年06月10日

謝辞を述べる大谷健美氏

謝辞を述べる大谷健美氏

平成27年春の叙勲で旭日単光章を受章した大谷健美文化産業信用組合理事長の祝賀会が6月9日午後6時から東京・丸の内の銀行倶楽部で開かれ、参集した約200人が同氏の栄誉を称えた。

 

発起人を代表してあいさつした文化産業信用組合会長・税務経理協会社長の大坪嘉春氏は「皇居に参内した際、金融庁の推薦なので一番前で拝謁されたそうだ。昭和37年に入組されて半世紀以上にわたって文化産業のために尽くされた。大谷さんの受章理由は3つある。1つは出版および出版関連産業の育成、発展、金融に努力をされたこと。2つ目は地域の金融、経済発展に努力されたこと。3つ目は信用組合という業界の中で育成、発展に努力されたことである。とくにこの3年間、文化産業の発展のために非常に努力された。3年前には赤字体質に陥ったこともあったが、この3年間は急速に業績を伸ばしていただいた。満足できる利益ではないが、なんとか黒字体質に転換することができた」と大谷氏の功績を称えた。

 

来賓祝辞で日本書籍出版協会理事長・小学館社長の相賀昌宏氏は「業界の金融機関なのでいい形で伸ばしてほしい。受章を機会にますます業界の希望の星として頑張っていただきたい」、全国信用組合中央協会専務理事の鈴木均氏は「地域に根差した出版関連業界の信用組合として、関連業界の金融の円滑化、地域の信用組合として地域の活性化が認められたものと思う」と述べ、それぞれ一層の尽力に期待を寄せた。

 

花束贈呈後、大谷氏は要旨次の通り謝辞を述べた。
「このたびの受章は、文化産業信用組合にとって名誉なことであり、出版関連業界の業域の金融機関として大きな評価を得たものと受け止めた。
3年前に再建に着手した。当時、組合は崖っぷちという状況にあった。業界から役員を推薦していただき、経営に積極的に関与していただいたお陰で、今日、晴れの日を迎えることができた。支えてくださった皆様に感謝する。
今日は職員全員がここに参加している。
職員の皆さんには、きついことをお願いして取り組んでもらった。今回、組合を代表して私が受章したが、この受章は皆さんの実績が評価されたものだ。やれば結果が出ることが証明された。組合は道半ばである。今日のお祝いを励みにして、文化信用の存在感、信頼感を高めるよう努力していこう」

 

祝金は、祝意を広く活かしたいという趣旨から大谷理事長により「東日本大震災/出版復興基金」へ募金された。
募金への謝辞が相賀氏から述べられた後、日本書店商業組合連合会会長・大盛堂商事社長の舩坂良雄氏の「今回の叙勲は文信の職員一同の名誉である」との発声で乾杯して祝宴に入った。

 

大谷氏は1933年10月19日生まれ。62年2月文化産業信用組合入組、99年6月理事長、2007年6月会長を経て12年2月から理事長。02年10月に東京都知事表彰(功労者表彰)を受けた。

 

 

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