2019年12月10日

広瀬奈々子監督(左)と北原栄治プロデューサー

広瀬奈々子監督(左)と北原栄治プロデューサー

 

日本印刷産業連合会(金子眞吾会長)は11月19日、東京・新富の日本印刷会館で、映画『つつんで、ひらいて』(企画・製作:分福)の記者発表を行った。監督・編集・撮影を担った広瀬奈々子氏と北原栄治プロデューサーが会見した。
 

『つつんで、ひらいて』は1万5000冊をデザインした75歳の装幀者・菊地信義氏と、本をつくる人びとのドキュメンタリー。広瀬監督は『万引き家族』の是枝裕和監督のもとで監督助手を務め、19年『夜明け』でオリジナル脚本・監督デビュー。『つつんで、ひらいて』は2作目。
 

記者発表では初めに杉村亥一郎専務理事があいさつした。
「日印産連のミッションの一つに、印刷文化の魅力を一般の方に伝えるということがある。デジタルメディアが隆盛を極めている中、書籍というものは形があるからこそ魅力がある。この映画は印刷の魅力を監督の目を通して、菊地さんの活動を通して伝えてくれるので、応援したいという気持ちを込めて、この場を設けた」

杉村亥一郎専務

杉村亥一郎専務


 

劇場を出たら書店へ

 

広瀬監督は次のとおり述べた。
 
「私の父は装幀家で11年前に亡くなった。自分が社会人になって装幀に興味を持つようになった。撮影期間は3年間。自分でカメラを持って、撮って、それを持ち帰って編集した。菊地氏は紙の版下で未だ製作しており、最終的にはアシスタントがデータ化するのだが、菊地氏はあくまで手作業にこだわっている。モノであることにこだわっていて、字もモノとしてとらえている。切り貼りしている姿はまさしく職人。本屋に行ってみたくなる映画と言われており、そう言われるととてもうれしい。劇場から出た後、ぜひ書店に足を運んでほしい。目標にしている監督は韓国のイ・チャンドン、中国のジャ・ジャンクー」
 

14日から各地で順次公開

 

〈上映スケジュール〉
東京/シアター・イメージフォーラム・12月14日から
大阪/第七藝術劇場・20年1月11日から
その他全国で順次公開。
 
 

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