2019年12月10日

塚田司郎会長

塚田司郎会長

日本印刷技術協会(JAGAT、塚田司郎会長)は、2020年2月5日から7日までの3日間、東京都豊島区東池袋のサンシャインシティコンベンションセンターで、page2020を開催する。33回目の今回は「デジタル×紙×マーケティング for Business」のテーマのもと、163社570小間が出展する展示会をはじめ、基調講演・カンファレンス・セミナー34セッションを予定。初日5日の基調講演では「デジタル×紙×マーケティング」と題し、JAGATが約3年間にわたって取り組んできた活動テーマを総括する。
 

11月27日午後、同協会本社で行われた記者発表会の冒頭あいさつで塚田会長は、印刷産業の今年度上半期の業績低迷の要因として年初からの印刷資材の値上げのほか、社会全体における生産年齢人口の減少、金融業界ではマイナス金利の影響などへの対策のため企業がシステムを見直し、デジタル化、自動化、省力化が進んだことが一部の印刷需要にも影響を与え、去年以上にその傾向が加速していると分析。その上で「紙メディアは、ますます変化していく社会のニーズに対してより価値のある、デジタルメディアと繋がるような価値のある印刷物にならなければいけない。JAGATでもより価値のある印刷物を作ることに焦点を当てて各種事業を展開している。おかげさまでpage展は昨年、今年と大変盛況だったので、ぜひpage2020にも期待してもらいたい」と述べた。

 

3年間の活動テーマを総括

 

次いで、郡司秀明専務理事が今回のテーマに掲げた「デジタル×紙×マーケティング for Business」について「JAGATでは、2年半にわたり『デジタル×紙×マーケティング』を推進してきた。この3つを総合的に提供できるのが印刷会社の強みである。今回は腹に溜まるということで『for Business』をつけた。印刷業界でも、ようやくマーケティングが理解されてきたので、今度はビジネスまで考えていこうということで展示会もカンファレンス・セミナーもそういう内容を増やしている。たとえば『バリアブルができる』ではなく、それを活用して印刷会社も発注者もちゃんと飯が食えるようにビジネスまで落とし込むのが趣旨である」と強調した。
 

基調講演・カンファレンス・セミナーは34セッション

 

page2020の会期は2020年2月5日から7日までの3日間。開場時間は午前10時から午後5時まで。
会場はサンシャインシティコンベンションセンター(東京都豊島区東池袋3の1)。カンファレンス・セミナーがワールドインポートマート5階、展示会が展示ホールB/C/D(文化会館4階、3階、2階)。オープンイベントが文化会館7階。
入場料は1000円(税込)。ただし、Webによる事前登録は無料。
主催は日本印刷技術協会。経済産業省ほかが後援。
基調講演・カンファレンス・セミナーは34セッションを予定。

 
基調講演は毎日午前中に行われる。

テーマは5日が「デジタル×紙×マーケティング」、6日が「ライト出版市場の誕生と広がり」、7日が「事業創造のオープンイノベーション」の3セッション。
 
カンファレンスはまだ答えの定まっていない未知の技術やマーケット、メディアの可能性について各界の第一人者が議論する。生産面からデジタル印刷や自動化、工場ワークフローなどを取り上げる「グラフィックカテゴリー」、メディア面からITやAIなどデジタルの活用法や紙との連携法を探る「クロスメディアカテゴリー」、経営面から印刷・出版・地域社会などの関連市場にアプローチする「印刷マーケットカテゴリー」の3つのカテゴリーで構成し、基調講演とあわせて15セッションを企画している。
 
セミナーは、今回からリニューアル。これまでの1人の講師が技術ノウハウを紹介する定番セミナーから、今話題のテーマに焦点をあて、複数の講師による多面的な視点で、現状の課題解決のヒントや役立つスキルを紹介する。

「経営トレンド」「ビジネス開発」「営業企画」「デザイン制作&印刷」「工場改善」の5カテゴリー16セッションを企画している。中でも「デザイン制作&印刷」カテゴリーで企画している「カラーマネジメント実践 LED標準光源(フライングセミナー)」(日本印刷学会が協力)が注目される。日本印刷学会は今年5月、色評価用AAA蛍光灯の国内生産中止に伴い、2020年を目標に色評価用LED光源を用いる場合の印刷物観察条件ガイドラインを作成・改定することを発表しており、20年9月に発表予定で、一足先に情報を入手できそうだ。

 

展示は163社570小間

 

展示会は11月27日現在、出展企業数163社(前回162社)、出展小間数570小間(同562小間)でほぼ確定している。
 
特別ゾーンのうち、2017年からスタートし、4年目を迎える「印刷パートナーゾーン」は、展示ホールBに出展企業数26社1団体(前回28社1団体)、出展小間数33小間(同35小間)の規模で出展する。

 

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