2019年11月22日

ハイデルベルグ社は9月10日、中国・上海の同社青浦工場で「無限の可能性、スマートプロダクション」をテーマに掲げたイベント「パッケージング・デイ」を開催した。

アジア・太平洋地域から100人以上の来場者が訪れたこのイベントでは、高まり続けるコストプレッシャーや小ロット、短納期などのニーズに対する包括的な答えとなる、同社の統合されたソリューションが実演を通して紹介された。

 

会の冒頭、あいさつに立った同社アジアパシフィック地域の代表を務めるトーマス・フランク氏は「世界展開を進めるブランドオーナーや企業では、多くのバリエーション展開や機能性印刷、カスタマイゼーション、バージョニング、パーソナライゼーションなどによって、印刷製品に変化をつけている。当社は幅広い製品ポートフォリオと印刷ビジネス全体をカバーする自動化と統合ソリューションを提供し、Smart Print Shopを絶えず強化している。そして、折り箱生産を含む一貫したパッケージワークフローも提供している。その1つのソリューションが最近シィーアーンヂャンロォン社と当社によって発表された“ボックスユニ”というクラウドベースのWeb to Packプラットフォームとなる。このプラットフォームは印刷会社とパッケージデザイナー、そしてプリントバイヤーをつなぐものとなる」と述べた。

 

スピードマスターCD102-8+L UVのデモンストレーションのようす

スピードマスターCD102-8+L UVのデモンストレーションのようす

印刷機のデモンストレーションでは、菊全判UVコーター付8色印刷機「スピードマスターCD102-8+L UV」を使い、Push to Stopによるナビゲート印刷が青浦工場では初めて披露された。

ナビゲート印刷ではプリネクトプレスセンターXL2のインテリガイドソフトウェアが自動ジョブチェンジをサポートすることにより、複雑な切り替え作業を簡単に行えるようになっている。

デモンストレーションでもその高い柔軟性に焦点を当て、インラインエンボス、UV/ドリップオフコーティング、マルチカラーテクノロジーを駆使して、チョコレートの包装箱と医薬品パッケージの2種類の印刷を行った。

 

菊半裁印刷機「スピードマスターCX75」でも2種類の印刷を披露し、簡単なジョブ切り替えとすぐれた省スペース性、ユーザーフレンドリーな特徴を披露したほか、デジタル印刷機「バーサファイア」で印刷したものとの精度の高いカラーマッチングも紹介した。

さらに、菊半裁両面兼用4色印刷機「スピードマスターSX74-4-P」のデモンストレーションでは、単色両面印刷の医薬品のインサートが印刷された。

 

印刷後にはマスターワークス社製の打ち抜き機「プロマトリックス106CS」でチョコレートの包装箱のすばやい仕事切り替えと高い生産性をアピールするデモンストレーションをしたほか、製函機「ダイアナGo」での最終製品まで仕上げる一連の工程も実演した。

 

これらのデモンストレーションを通し、すばやく簡単な折り箱のデザイン、加飾効果を含む3Dレンダリング、オフセット印刷機と高度にカラーマッチングされたデジタル印刷機でのサンプル制作、マルチカラー技術とギャンギングによるオフセット印刷におけるコスト削減など、パッケージ印刷会社がより速く、よりスマートに生産性を高めることができるプリネクトワークフローや、ハイデルベルグ社の完全に統合されたスマートパッケージングワークフローの有用性を示した。

 

 

 

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