2019年11月16日

UCDAアワード選考結果報告会のもよう

UCDAアワード選考結果報告会のもよう

 

(一社)ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA、在間稔允理事長)は11月8日、東京・御茶ノ水の神田明神ホールでUCDAアワード2019の選考結果報告会を開き、「『情報品質』への挑戦。」をテーマに実施した同アワードの表彰を行った。金融庁総合政策局リスク分析総括課顧客本位の業務運営チーム長主任統括検査官・長澤敏夫氏による基調講演「『顧客本位の業務運営』の確立・定着に向けた取組みについて」、北海道大学大学院文学研究院准教授・河原純一郎氏による講演「認知心理学から考える『気づく、気づかない』注意喚起情報」も聴いた。

 

在間稔允理事長

在間稔允理事長


 
UCDAの設立は2009年。第三者が客観的に評価し優れたコミュニケーションのデザインを表彰するため10年からUCDAアワードを開催し、今回で10周年となることから記念特別表彰を実施した。

 

12月4日に関西報告会

 
なお、UCDAアワード2019選考結果関西報告会を12月4日午前11時半から午後5時まで、大阪市北区大深町のグランフロント大阪北館で開く。
 
 

UCDAアワード2019受賞企業

 

受賞企業/対象分野/評価対象物の順
 
【UCDAアワード2019】(専門家と生活者の評価が総合的に高いもの)

▽日本生命保険相互会社/生命保険/窓口販売用商品のパンフレット=見開きページを生かしたレイアウトに情報が整理されており、一覧性が高い。ページ間の誘導もスムーズで「外貨建保険」のリスク情報など注意喚起がわかりやすい点も高く評価された。

▽マニュライフ生命保険/生命保険/生活者のタスクを支援する動画と帳票のコミュニケーションデザイン=動画と冊子が内容を補完しあうなど連携に優れ「外貨建保険」の説明補助ツールとしてわかりやすい。情報量を抑えることで要点が理解しやすく用語説明といったサポートも充実している。
▽三井住友銀行/金融機関/資産運用の商品ラインナップパンフレット=基調色を効果的に使った統一感のあるデザインで、可読性が高い。生活者自身が商品性を理解し、資産計画を立てられるように、順序立てた構成になっている点が専門家・生活者から高く評価された。
 
【アナザーボイス賞】(特に生活者の評価が高いもの)
▽明治安田生命保険相互会社/生命保険/生活者のタスクを支援する動画と帳票のコミュニケーションデザイン=随所にイラストやグラフを取り入れたインフォグラフィックにより、視覚的な理解が容易。複雑な商品性や手続きを丁寧に提示している点が生活者から高評価を受けた。
▽西日本シティ銀行/金融機関/資産運用の商品ラインナップパンフレット=リスクについて豊富な図表や事例で紹介され、わかりやすい。これから資産運用を始める人向けの冊子として充実しており、生活者から高い評価を受けた。
▽三井住友トラスト・アセットマネジメント/投資信託/販売用資料=簡潔な見出し、インフォグラフィック化されたビジュアルなど、要点をつかみやすい構成になっている。全体を通じてコントラストの高い色彩設計により見やすい。
 
【情報のわかりやすさ賞】(特に専門家の評価が高いもの)

▽マニュライフ生命保険/生命保険/窓口販売用商品のパンフレット=余白や行間を十分に確保しており、文章が読みやすい。配色や文字サイズのメリハリがあり、直観的な理解を促している。
▽オリックス生命保険/生命保険/生活者のタスクを支援する動画と帳票のコミュニケーションデザイン=契約者ごとにパーソナライズされた動画により、必要な手順(タスク)がわかりやすい。進捗バーやチャプターなど理解を促す工夫が効果的で、専門家から高い評価を受けた。
▽アセットマネジメントOne/投資信託(F)/販売用資料=見やすい文字や色彩設計、行長や文字組のレイアウトなど、UCD視点の工夫が見られる。冒頭で投資リスクの説明を設けたページ構成も専門家から高評価を受けた。
▽こくみん共済coop<全労済>/共済/証券(共済証書)=色数を抑えた紙面は文字の可読性が高い。生活者に伝えるべき情報の「優先度」に合わせたレイアウトやメリハリを徹底した点が専門家から高評価を受けた。
 
【特別賞】(独自の視点や特徴的な評価結果を持つもの)

▽プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険/生命保険/窓口販売用商品のパンフレット=基調色や文字サイズなどデザインルールが統一されており、読みやすい。色数を抑えることで赤色の強調を目立たせるなど、生活者視点の工夫が高い評価を受けた。
▽三井住友海上火災保険/損害保険/火災保険(地震保険)のパンフレット=インデックスを活用し、冊子の中で情報が見つけやすい。親しみやすいイラストによって誘目性を高めているほか、表組の活用で一覧性への配慮が見られる。
▽SMBC信託銀行/金融機関/資産運用の商品ラインナップパンフレット=明度差(コントラスト)を確保した色彩設計が見やすい。投資リスクを一覧で表現したり、長文のレイアウトを工夫している点が専門家・生活者から高い評価を受けた。
▽フィデリティ投信/投資信託/販売用資料=全体的にデザインルールが徹底され「見やすさ」への配慮がよく表れている。平易な文章や商品性に沿った配色により、専門家から高い完成度という評価を受けた。
▽日本コープ共済生活協同組合連合会/共済/証券(共済証書)=余白を十分に確保しており、圧迫感を与えないレイアウト。表組によって情報を探しやすくしているほか、高齢者の読者を想定した配慮が見られる。
▽マルコメ/食品/食品パッケージ=重要な情報を一カ所に集約しており、必要な情報を見つけやすい。容器の形状に沿ったレイアウトの工夫で見やすさを確保している。
▽Mizkan/食品/食品パッケージ=開栓後の保存方法が非常にわかりやすい。マークと注意喚起色を活用し、重要な情報に対する誘目性を高めている。
▽ロッテ/食品/食品パッケージ=箇条書きを活用して可読性を高め、情報が見つけやすい。生活者には特に「色使い」「レイアウト」のわかりやすさが高評価を受けた。
 
【実行委員会特別表彰】(「情報品質」への取り組みや姿勢、社会的貢献が評価された企業・団体)
▽前橋市・伊勢崎市
▽三井住友フィナンシャルグループ(三井住友銀行、SMBC信託銀行、SMBC日興証券)
 
【UCDAアワード10周年記念特別表彰】(過去10年間でUCDに積極的に取り組んだ企業・団体)
▽イワタ
▽T&D保険グループ(太陽生命保険・大同生命保険)
▽電通
▽東京電機大学エルゴノミクスデザイン研究室

 

 

#UCDAアワード2019

 

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