2019年10月23日

日本印刷技術協会(本社・東京都杉並区、塚田司郎会長、JAGAT)はこのほど、『JAGAT印刷産業経営動向調査2019』[2018年度印刷産業経営力調査報告書]を発刊した。41回を数える調査に基づく報告書。経営者や経営幹部に、経営指標、戦略、設備・サービスの最新データを提供することをめざして編著したもの。
 
今回の調査では125社(回答率22・1%)から回答を得た。調査回答社の平均規模は従業員数112人、売上高23億円。
設問ではマーケティングの項目を一新したほか、外国人労働者の採用状況、RPAの導入状況など新たな設問を追加した。
 
調査結果によると、売上高は0・7%減で4年連続の減少、売上高経常利益率は9年ぶりの1%台に低下して1・9%だった。1人あたりの売上高は1779万円、1人あたりの加工高は876万円、1人あたりの人件費は515万円でそれぞれ3年ぶりの上昇となった。
 
業績上位企業の経営戦略では、営業面では新市場を重視し、BPOなど必ずしも印刷に依存しないビジネスモデルがめざされている。生産面では、多能工化・標準化・時間短縮が重視されている。
 
売上高対策としては差別化、デジタルメディアとの組み合わせが重視される傾向にある。
 
設備投資は「前期より大幅に減らす」が5・6%から9・6%へ、「前期よりやや減らす」が12・0%から18・4%へそれぞれ増加、設備投資意欲の減退傾向が明確になった。
 
近年はものづくり補助金など助成金の後押しもあって設備投資は活発だったが、今回調査では一段落となっている。
 
【目次】
1、2018年度印刷会社の経営動向 ①経営動向の概況②経営動向指標
2、印刷会社の業績と経営戦略 ①業績と経営戦略の概況②経営戦略
3、印刷会社の設備動向 ①設備動向の概況②印刷設備の保有状況、導入・廃棄意向③新技術/システム、サービスの導入意向
4、参考資料 ①セグメント別経営指標:単純平均値②セグメント別経営指標:加重平均値③月次実績:各種前年比推移
 
【概要】
タイトル=『JAGAT印刷産業経営動向調査2019』[2018年度印刷産業経営力調査報告書]▽判型=A4判無線綴じ1色▽ページ数=90㌻▽発行=日本印刷技術協会▽執筆=JAGAT研究調査部 藤井建人、花房賢▽定価=JAGAT会員5500円(税込)、一般1万1000円(税込)
※同書はJAGAT Book Store(http://www.jagat.or.jp/books)から購入できる。
 
問合先 研究調査部、電話03・3384・3113
 
 

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