2019年09月03日

外観

マージネット本社

「お客様のベストパートナー企業として」を経営理念に、和歌山県に本社を置く㈱マージネット(本社・和歌山県西牟婁郡、池田朗社長)は、デザインから印刷、製本加工、在庫保管・出荷までをワンストップで行い、本社に加え、和歌山市、東京などに営業所を設け、顧客の要望にタイムリーに応える対応を行っている。そして、顧客とのパイプを太くし、生産工程の見える化などに大きな力を担っているのが、「XMF」「XMF Remote」である。

池田社長

池田社長

同社は、平成元年にデザイン会社として設立され、14年に印刷会社として生まれ変わった。現在グループを含め30余人社員を擁している。「XMF」「XMF Remote」を導入したのが2年前である。「XMF Remote」は、外注先であるデザイン会社、主要なクライアントに使ってもらっている。もちろん本社や営業所の営業部員も活用しており、外出先で状況確認ができることから、営業本来の仕事に傾注できるようになった。その分、営業が受注してきた仕事は制作部のオペレーターが直接クライアントと連絡を行い仕事を進めている。「XMF Remote」を活用することで、「クライアントも一緒に印刷物を作っていると感じるようになり、クライアントとの距離が近くなった。例えば、印刷ミスなどが発生した場合、これまでは責任がすべて当社にあると決めつけられることがほとんどだったが、今では、XMF Remoteで校正作業の履歴などを確認できることから、ミスの原因を一緒に検証してくれるようになった」と制作部製版課の森下誠示課長は話してくれた。「XMF Remoteをお客様に使ってもらうと、非常に便利だと分かってもらい、お客様とのパイプが太くなった」と池田社長も「XMF Remote」の利点を述べる。

同社は前々からMISで「ワークフローの見える化」および社内で使用する作業指示書などの「ペーパーレス化」を推進したいと自社開発に取り組んでおり、MISと「XMF」との連携の準備を行っている。池田社長は「今までのワークフローは担当者に確認しないと状況把握ができないなど、残業がちのアナログ的なワークフローだった。MISと「XMF」、「XMF Remote」を連携させ、営業から製版までシームレスなワークフローを構築し、リアルタイムに情報を共有できる革新的な仕組みを構築したかった」と話す。「XMF Remote」では、導入してまもなく全ジョブ運用を実現しているが、昨年の夏からはMISとの連携も開始し、一部伝票レスの取り組みを行っている。また、すでに経理まで一気通貫で見える化を達成しており、予定では7月からは社内指示書を無くし、PC、タブレットで常に最新情報を確認といった作業工程におけるペーパーレス化を推し進める予定だ。

森下課長

森下課長

こうして見える化が進むことで同社では、コスト意識を持って社員が作業するようになり、目に見えて作業効率が高まってきたという。池田社長は「すべて見える化をしたいと思っている。以前は無駄な時間が多かったが、見える化をすることで無駄な部分を社員に開示し、何度にもわたって何が無駄なのかを説明してきた。制作サイドも前よりも一層コスト意識をもって作業をするようになってくれた。当社としては良いタイミングでXMFを入れたと思っている。」と見える化の必要性を説く。

同社では、見える化、リモート校正による作業の効率化などを進めるだけでなく、プライバシーマークの取得や社内のセキュリティ対策にも積極的で、各フロアに入る際にもセキュリティチェックが行われ、なおかつ社内は非常に清潔で整っている。また、新たな商材開拓にも積極的に取り組んでおり、現在、同社では圧着はがきDMに最も力を入れており、プロジェクトチームを作って、ワークショップを定期的に開催している。

このように積極的な商材拡大や、攻めの効率化に常に取り組み続けている同社が掲げる経営ビジョンは「業界知名度100%」である。そのため、社内の新しい取り組みを業界内に発信することにも積極的に取り組んでいる。

作業風景

作業風景

「当社は工場見学を積極的に受け入れている。それは、当社の知名度アップだけでなく、社員の意識改革にも役立っている。また、伝票レス化など他社がまだやっていないことに積極的に取り組んでいるが、達成するためには社員全員が納得してついてきてくれることが重要。このように、他社が真似したくなるような取り組みを今後も積極的に取り組み、かつ情報発信していき、最終的には業界内のすべての人に知られる会社を目指したい。」と池田社長はいう。

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