2019年09月07日

刊行から数年を経て、いまならすこしはわかりやすい基礎からの人工知能解説。
 

人工知能は人間を超えるか

人工知能は人間を超えるか

 

▼第1章のテーマは「人工知能とは何か」。専門家と一般との認識のズレを明らかにする。第2章から4章は人工知能の歴史。第2章では将棋やチェスの話題に触れ、第3章ではワトソンなど「知識」に支えられた人工知能について、第4章では検索エンジンなどに使われる機械学習について紹介する。第4章の後半からが本書の核心部分。第5章は人工知能の本質的なブレークスルーの紹介。第6章は近未来の展望。

 

 
▼「グーグルがネコを認識する人工知能を開発した」というニュースが、同じグーグルの自動運転車のニュースより「ほんとうにすごい」ことがわかるようになれば同書は役割を果たしたことになるという。

 
▼シンギュラリティ――技術的特異点が来るという議論が一時盛んだった。「シンギュラリティというのは、人工知能が自分の能力を超える人工知能を自ら生み出せるようになる時点を指す。0.9を1000回かけてもほぼ0だが、1.1を1000回かけると10の41乗になる。かけ合わせる数が1.0をわずかでも超えるといきなり無限大に発散することから「特異点」と呼ばれる。
 
(KADOKAWA/中経出版、B6・264ページ、本体価格1,400円。2015年)

 

 

 

 

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