2019年08月30日

DIC㈱(本社・東京都中央区、猪野薫社長)は8月29日、欧州化学メーカー最大手のドイツBASF社が保有する顔料事業であるBASF Colors and Effects社に関する株式および資産を買収することで最終合意した。

この買収によりDICは、ディスプレイ、化粧品、塗料、プラスチック、インキ、スペシャリティ用途などの顔料メーカーとしての地位を強化して、より幅広いソリューションを提供する顔料ポートフォリオを構築することを狙っている。

 

同社の猪野社長は「中期経営計画“DIC111”において、2025年のマイルストーン目標(売上高1兆円、営業利益1000億円、純資産5000億円)を掲げ、事業の質的転換、新事業の実績化、戦略的M&Aによる非連続的成長による事業ポートフォリオの転換を図っている。今回の買収は、我々の目標を早期に達成する上での重要な戦略となる。今後は、顔料供給におけるグローバルリーディングカンパニーの地位を確固たるものとして、顧客のニーズに応じたより幅広いソリューションを提供していく」と述べている。

 

また、同社の秋山義成執行役員カラーマテリアル製品本部長は「BASF Colors and Effects社は、当社の顔料事業と地域および製品的な補完性がとても高く、機能性顔料のニッチ用途への展開・拡大により高成長・高付加価値化を目指す我々にとって戦略的に理想的なパートナーと言える。両社の技術力を融合し、顔料事業のリーディングカンパニーとして今後も新しい価値を創出し市場に提供し続けていく」と述べている。

 

同社では、来年末までに円滑な事業統合を可能にするための準備作業を推進していく。

 

 

 

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