理想科学工業㈱(本社・東京都港区、羽山明社長)は、小型デジタルスクリーン製版機「MiScreen a4」を9月17日から発売する。
「MiScreen a4」は、最大A4サイズのマスターが製版できる、卓上サイズの小型デジタルスクリーン製版機。
サーマルヘッドでマスターに穿孔するデジタル製版方式を採用し、乳剤版とは違って薬品や水を使わないRISOドライ感熱製版システムを採用している。
この新製品は、プロ・アマチュアを問わず幅広いクリエイターが使用することを想定し、使いやすさに配慮。
枠張りしたマスターを本体にセットしてパソコンからデータを送るだけで簡単にスクリーン印刷用の版を作成できる。
また、約2.9㌔㌘と軽量なので、持ち運びも可能となっている。
「MiScreen a4」の主な特徴は次のとおり。
▽最大製版サイズ210×300㍉の製版が可能。
▽本体サイズ395×110×89㍉のコンパクトサイズ。置き場所をとらず、持ち運びも可能で、イベントやワークショップなどでも活用できる。
▽本体とパソコンを接続して原稿データを送るだけの簡単操作。乳剤塗布や露光、現像などのスキルは不要で、誰でも手軽に作業できる。
▽データ送信後、約35秒で製版完了。すぐに印刷作業にとりかかれるので、作業の効率化を図ることができる。
▽RISOドライ感熱製版システムのスクリーン製版で、洗浄工程がなく排水が生じない。消費樹脂量も少なく、露光や乾燥などの工程も不要なので消費電力も節約できる。