2019年07月25日

キヤノンマーケティングジャパン㈱(本社・東京都港区、坂田正弘社長)とキヤノンプロダクションプリンティングシステムズ㈱(本社・東京都港区、井崎孝社長)は8月下旬から、オセ社製の1200dpiフルカラーインクジェット輪転プリンター「Oce ProStream1000」を国内商業印刷市場に向けて発売開始する。

7月25日、東京・大田のキヤノン㈱Customer Experience Center Tokyoで記者会見を開催し、その詳細について説明するとともに実機を披露した。

 

井崎社長

井崎社長

会見の冒頭、あいさつに立ったキヤノンプロダクションプリンティングシステムズの井崎社長は、「商業印刷市場は、当社の中で成長領域として位置付けている。その商業印刷事業を切り拓くための、印刷会社のみなさまのニーズに応えられるモデルが、当社のこれからの主力製品となるこの新製品“Oce ProStream1000”となる。オフセット印刷に肉薄する高い印刷品質、高い生産性、高いアプリケーションへの対応力を同時に実現した、これまでにはないフルカラーIJ輪転プリンターとなっている。この新製品をもって、印刷会社そして印刷発注者のみなさまに新たな価値を提供していきたい」と語った。

 

「Oce ProStream1000」は、新開発の「インクセットテクノロジー」により、高画質と幅広いメディア対応を実現した1200dpiフルカラーインクジェット輪転プリンター。

新開発の高濃度な「ポリマーナノインク(CMYK4色)」と、印刷用紙全面にあらかじめコーティングをインクジェットで塗布する「カラーグリップ」の効果により、用紙の風合いを変えることなく、インク同士の混色や用紙への染み込みやにじみを抑制してインクの着弾を整えている。

Oce ProStream1000

Oce ProStream1000

これにより、インクジェットプリンターでの印刷が難しいとされるオフセット印刷用のグロスコート紙、マットコート紙、上質紙などへの高い印刷品質を実現するとともに、高精細な文字品位と広色域の表現を実現している。

また、乾燥機能には「エアーフローテーション非接触乾燥テクノロジー」を採用し、多種多様な用紙に合わせた温度による乾燥をする。

印刷用紙幅は最大558㍉、用紙坪量は45~300㌘/平方㍍の薄紙から厚紙まで対応し、印刷速度は毎分80㍍。

 

松藤本部長

松藤本部長

キヤノンプロダクションプリンティングシステムズの松藤勝弘マーケティング本部長は「商業印刷市場においてデジタル印刷機がもたらすことができる付加価値として、販促用印刷物にマーケティングオートメーションによる付加価値を載せることが挙げられる。また、新しいITインフラによって印刷物の生産プロセスそのものを変革し、スピードや即時性を武器に、これまでの印刷工程を大きく変えることもできると考えている。そこでこの“Oce ProStream1000”では、オフセット印刷用紙への高い印刷品質、デジタルマーケティングを紙メディアに活用できるスピードと生産性、さまざまな印刷物発注者の要求に応えることができる幅広い用紙対応力を実現している」と、その特徴を強調した。

 

 

 

 

 

 

 

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