2019年07月22日

ミューラー・マルティニ ジャパン㈱(本社・東京都板橋区)は7月19日、同社の本社ショールームで、最新鋭の全自動中綴じ機「プリメーラMC」と最新のデジタルワークフローシステム「コネックス4.0」の機能とパフォーマンスを紹介するオープンハウスを開催した。

ワークフローシステムから受け取ったジョブ情報に基づき、自動で迅速にジョブのプリセットが行われる点や、各種検査装置によって実稼働性および確実な検品体制が敷ける点などをアピールするとともに、現状の製本作業でもっとも手間がかかっている折丁載せの作業労力を軽減する自動ストリームフィーダーの活用、スタッカー後の自動紙バンド結束およびフィルムラッピングのインライン接続による梱包・配送作業の効率化策についても紹介した。

 

五反田専務

五反田専務

会の冒頭、あいさつに立った同社の五反田隆専務は「今日、働き方改革について注目が集まっており、また製本業界では熟練工の確保も難しくなっている。そこで我々は、機械の自動化・省力化、そして機械による品質管理を提案したい。とくに品質管理については、スタッカーに排出されたものはすべて正しい製品で、かつ数量も合っていれば点検をする必要がないので省力化が図ることができるので、その流れを紹介したい」と、オープンハウスの見どころについて語った。

 

実演を行った「プリメーラMC」は、すでに高度な自動化機能を持つ全自動中綴じ機「プリメーラ」に、それぞれのユニットを個別のサーボモーターで駆動させるモーションコントロール技術が加わったモデル。

フィーダーやギャザリングチェーンをはじめとした各ユニットの可動部がサーボモーターで単独駆動した上で、全体が同期制御される。

各ユニットを単独サーボ駆動で個々に動かすことができるので、高い位置決め精度と各部のプロセスの効率化が図れることによって切り替え時間が短くなり、短時間で最大の生産性を発揮することができる。

 

プリメーラMCの稼働実演のようす

プリメーラMCの稼働実演のようす

その稼働実演では、ストリームフィーダーからA4判16ページ折り2台を供給して表紙と合わせた中綴じ製本をした後、インラインでバンド掛けとシュリンクラッピングまでを行った。

そして、上流工程から受け取ったジョブ情報に基づいて自動セット替えを行い、B5判16ページ折り2台と表紙の中綴じ製本をした後、インラインシュリンクラッピングまでする流れを見せた。

また、これらの流れの中では、バーコード乱丁検査、スマートステッチ、トリムモニターといったインライン品質検査が施され、確実に良品だけが排出・梱包されるところを示した。

 

そのほか、「コネックス4.0」によるMISからのJDFデータの取り込みと製本機のプリセットができるほか、各ジョブの進捗状況の確認、さらには各製本機および製本工場全体の生産効率に関するデータの収集・分析ができるので現場改善のポイント発見につながる点も紹介された。

最後に、ミューラー・マルティニ本社で日本担当マネージャーを務めるラルフ・ツアンガーレ氏がdrupa2020への出展に関する展望について紹介した。

 

 

 

 

 

 

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