2019年07月19日

リョービMHIグラフィックテクノロジー㈱(本社・広島県府中市、広川勝士社長)は7月18・19日の両日、同社東京ショールームで「第2回 生産効率向上の発表会~受注から納品まで、各工程の困りごと解決のヒントが見つかる!」と題したイベントを開催した。

たくさんの来場者が訪れたこのイベントでは、MIS、プリプレス、ポストプレスの各メーカーも出展して、受注からプリプレス、プレス、ポストプレスまでの工程を見直して無駄や渋滞を解消することで、改善や付加価値創出を実現する手法を提案。準備時間の短縮・機械停止時間の削減など、生産効率を大きく向上させるアプリケーションや製品・サービスを、セミナーや実例、デモンストレーションを交えながら紹介した。

 

このイベントのメーンとして、各工程のメーカー6社によるセミナーが開講された。

各セミナーではいずれも、日本の労働人口の減少、熟練工の高齢化による退職、働き方改革による労働時間の是正といった潮流を受け、できる限り機械にできることは機械に任せることで、少ない人数・労働時間で生産量をあげられるようになり、かつ1人当たりの付加価値額を高められると示し、それを実現するための各ソリューションが紹介された。

 

その中の1つ、「ワンストップサービスへの提案」を演題とした㈱ホリゾン東テクノによる講演では、ポストプレス工程においてIoTツール(バーコード、各種センサー、カメラ、RFIDなどのタグ)を活用した同社の技術によって、各ジョブの機械セットの自動化・スキルレス化はもとより、品質検査・監視、作業内容の可視化と効率分析、セキュリティー対策、予知保全やリモートメンテナンスによるダウンタイム削減が図れることを説いた。

 

また、「富士フイルムが考える印刷工程管理と刷版マテハン自動化」を演題とした富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ㈱による講演では、CTP=デジタルというイメージが強いが、実際には人が関わる作業が多いことを踏まえ、刷版室省人化のためのアプローチを紹介。①1度に1200版もの版を1人で装填できる全自動CTPパレットローディングシステムを採用することで、刷版装填作業から解放される。②完全無処理サーマルCTPシステムを採用することで、自動現像機にまつわる作業から解放される。③CTPラインに組み込んで全自動でパンチと版曲げを行うインラインパンチ・ベンダーや印刷機ごとのスタッカーへ出力した版を自動振り分けする集荷装置を採用することで、出力版のハンドリング作業から解放される。――ことで刷版工程のファクトリーオートメーション化が図れることを提案した。

 

「印刷の自動化と見える化による生産効率の向上」を演題としたリョービMHIグラフィックテクノロジーによる講演では、オペレーターの負担軽減や印刷準備時間の短縮を図る自動化推進機能や、ロボットを活用したマテリアルハンドリングなどを紹介。さらに、プレスインフォメーションクラウドにより、印刷機の稼働状況や各種生産性指標、損紙数などの情報を収集・閲覧・分析することで印刷現場の改善や予防保全の強化が行えることが説明された。

 

RMGT 1050V1ST-5の稼働実演のようす

RMGT 1050V1ST-5の稼働実演のようす

プリプレス、ポストプレス、MIS、各種ソフトの実機による実演も行われたが、その中でもっとも注目が集まったのが、「LED-UV印刷システム」を搭載した菊全判5色印刷機「RMGT 1050V1ST-5」の稼働実演だった。

全自動同時刷版交換装置「サイマル・チェンジャー」や、インラインで品質検査・濃度追従・自動見当調整を行う印刷品質管理システム「PQS-D(I+C+R)」をはじめとした自動化機能によりオペレーターの負荷軽減とジョブ替え時間の短縮が図れることを示すとともに、石灰石から作られる紙やプラスチック原反の代替品「LIMEX」に4色+抗菌ニスを印刷したランチョンマットを製作し、生産効率向上が高付加価値創出にもつながるという提案を行った。

 

 

 

 

 

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