2019年06月14日

リョービMHIグラフィックテクノロジー㈱(本社・広島県府中市、広川勝士社長)は6月13・14日の両日、東京・墨田の㈱三進社(本社・東京都品川区西五反田4の28の13、沼澤誠社長)業平工業で「RMGT1020ST-5+LED-UV実機内覧会」を開催した。

会の中であいさつに立った三進社の沼澤社長

会の中であいさつに立った三進社の沼澤社長

たくさんの来場者が訪れたこの会では、平成21年にLED-UV印刷機の世界初号機を導入した三進社が、同社にとって3台目のLED-UV印刷機として今年2月に導入した菊全判5色機の活用法を披露するとともに、それによって創出した新しいビジネス分野についても紹介した。

 

三進社が「RMGT1020ST-5+LED-UV」を導入したのは、新しい分野の仕事を手掛け始めたから。

三進社では、LED-UV印刷機の普及が進んできたことで競争力がなくなってしまう前に新しい商材として、新素材のLIMEXに着目した。

 

LIMEXは石灰石から作られる原反で、製造工程で水を使ったり汚したりせず木材パルプも使わないことから環境にやさしい上、耐水性にすぐれている。

その特徴から飲食店のメニュー用途に適しており、三進社ではいち早くこのLIMEXの印刷・製本技術を確立させた。

LIMEXは静電気が起こりやすい原反なので重送があったり、またコシが強い原反なので咥え尻が跳ねることによるキズ入りについて、三進社では印刷機の機構的な工夫を加えたことで円滑に印刷ができるようにしている。

 

RMGT1020ST-5+LED-UVの実演のようす

RMGT1020ST-5+LED-UVの実演のようす

印刷実演では、LIMEXに4色+OPニスを印刷してランチョンマットを製作。LIMEXへの安定した高品質印刷ができるところを示すとともに、全自動同時刷版交換装置「サイマル・チェンジャー」によって印刷ユニット数の多少に関わらずわずか75秒で刷版交換ができることから迅速なジョブ替え作業ができるところを示した。

また、最終ユニット後の上部に設置したCCDカメラによって、▽全紙の欠陥検出、▽OKシートの濃度値を登録すると、その後の全紙のカラーパッチの濃度を読み取り、色にブレがあれば印刷機のインキキーを自動制御、▽全紙の見当パッチを読み取り自動見当調整--をする印刷品質管理システム「PQS-D(I+C+R)」も搭載していることから、本刷りを開始してから刷了までの挙動を印刷機自身が完全に制御し、もし仮に印刷物の欠陥を検出した場合はフィーダーボード上で1枚1枚の用紙の余白部にインクジェット印字した数字で表示されるので欠陥がある印刷物だけをすぐに抜き取ることができるところも説明された。

そしてもちろん、LED-UVによる乾燥性能の高さについても紹介された。

 

 

 

 

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