2019年06月11日

独・ハイデルベルグ社は5月15・16日の両日、同社ウィスロッホ-ヴァルドルフ工場で“Together on Track to Success(成功への道のりをともに)”というテーマを掲げたオープンハウス「パッケージング・デイ」を開催した。

世界中からのべ350人超の参加者が集まったこのイベントでは、多品種・小ロット化や材料費の高騰などによって利益が圧迫されているというパッケージ印刷における課題に対応する、標準化されたプロセスと広範囲で自動化されたワークフロー、そして幅広い製品ポートフォリオを提案した。

 

会の中でスピーチをした同社デジタルテクノロジー担当のシュテファン・プレンツ取締役は「我々は引き続き、スマートプリントショップという考え方を進めることに力を入れていく。そしてユーザーがデジタルトランスフォメーションを進めるサポートをしていく。その道のりの中で、ユーザーがより儲かるようなビジネスモデルにするにはどうしたらいいのか、たくさんのアイデアを提案したいと思う」と述べた。

 

イベント会場のようす

イベント会場のようす

展示エリアの1つ、”スマートパッケージングプロダクション”のコーナーでは、全体のソリューションを統合することで、大きく生産性・利益率を上げることができることを提示。

プリネクトプロダクションマネージャーで繋がっている、コーティングやロジスティックが装備された「スピードマスターXL106」の6色機、新しい「パワーマトリックス106CSB」打ち抜き機、そして「ダイアナX115」フォルダーグルアーがフルスピードで実演された。

また、CMYK+固定特色3色をワンパスで印刷するマルチカラー印刷を、「スピードマスターXL75アニカラー」とVLFの「スピードマスターXL162」で実演した。

固定7色で印刷するので色替え作業が不要という特徴により、洗浄時間と準備時間を大幅に削減し、より高い生産性が実現可能になることを示した。

 

“Packaging as you like(あなたの好きようにパッケージを)”というコーナーでは、B1判インクジェットデジタル印刷機「プライムファイア106」でパーソナライゼーション生産の可能性を示した。

この実演では、どのようにして同じ原反および現在使用しているフィニッシングプロセスを使って、最新のデジタルプロセスを既存のオフセット印刷のプロセスに統合できるか紹介した。

 

“One Pass,Infinte Possibilities(ワンパス、無限の可能性)”のコーナーでは、より高い利益が得られる差別化の方法を実演で紹介。

ダブルコーター、フォイルスターを装備した「スピードマスターXL106」の8色機で、店頭の棚で消費者の目を引く魅力的な加飾効果を施した印刷を行い、ブランドオーナーが求めるアイキャッチ効果の一例を示した。

 

 

またこのイベントでは、新しいサブスクリプションデジタルビジネスモデルの詳細についても説明された。

このサブスクリプションデジタルビジネスモデルは、ユーザーは印刷機を購入する必要はなく、その代わりに毎月の生産量に準じた料金を支払う方式となる。

このサービスのパッケージの中には、機械、印刷必需品、サービス、そしてワークフローの使用分も含まれる。

このモデルを活用することで、継続的な固定コストをもとにして、安定的な経営計画を立てられることにつながる。

 

 

 

 

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