2015年05月14日

セキ㈱(松山市、関啓三社長)の平成27年3月期決算短信によると、当期の売上高は118億2千9百万円(前年同期比3・1%減)となった。利益面では、前連結会計年度には洋紙・板紙販売関連事業の取引先与信不安に伴う貸倒引当金の繰入を実施したが、当連結会計年度においてはそれがなかったことなどにより、営業利益は5億7千2百万円(前年同期比37・9%増)となった。また、堅調な株式市場を背景に受取利息が増加、経常利益は7億6千8百万円(前年同期比36・7%増)、伊予工場における印刷設備更新に伴う固定資産売却益の発生などにより、当期純利益は5億7千5百万円(前年同期比45・0%増)となった。

 

伊予工場で、多様化する顧客ニーズへの対応を目的として、最新鋭の印刷設備を導入更新した。これにより、印刷製品品質の安定維持、省力化や納期短縮による生産性向上などの効果を見込んでいる。今回導入した設備を活用し、これまで以上に幅広い顧客ニーズに即応した製品とサービスを提供していく。安定した印刷品質での製品を提供するため、日本印刷産業機械工業会(JPMA)が認定する「Japan Color(ジャパン・カラー)認証制度」による認証を四国で初めて取得した。

 

セグメント別の業績は次の通り。

 

①印刷関連事業
企業の広告宣伝費の抑制傾向が継続、首都圏・関西圏での営業強化に努めたものの、既存得意先での需要減退に歯止めがかからない上、消費税増税による需要の落ち込みが想定より長引いたことなどにより、売上高は82億3千4百万円(前年同期比3・4%減)、営業利益は5億1千9百万円(前年同期比15・0%減)となった。

 

②洋紙・板紙販売関連事業
印刷需要の低迷に伴う市況の悪化や競争激化、また、回収不能リスク回避の為の取引調整を継続実施したことなどにより、売上高は8億6千5百万円(前年同期比13・4%減)となった。利益面では前連結会計年度において、取引先与信不安に伴う貸倒引当金の繰入を実施したが、当連結会計年度においてはそれがなかったことなどにより、営業利益は2千2百万円(前年同期は2億1千9百万円の営業損失を計上)を計上した。

 

③出版・広告代理関連事業
既存メディアとの受注競争が激化する厳しい事業環境下、イベント企画の積極的な受注や首都圏のテレビ局をはじめ多くのマスコミに取り上げられた、手頃な価格でランチを楽しめる「LUNCH PASSPORT」(ランチパスポート)の書店流通までをパッケージにしたビジネスモデルを全国へ拡販するなど、業績確保に努めた結果、売上高は14億4百万円(前年同期比1・7%増)、営業利益は1千2百万円(前年同期比3・4%増)となった。

 

④美術館関連事業
売上高は3百万円(前年同期比41・0%減)、2千7百万円の営業損失(前年同期は3千3百万円の営業損失を計上)を計上した。

 

⑤カタログ販売関連事業
オフィス関連用品通信販売業者に対する新規製品採用への積極的なアプローチやエージェントとして新規顧客開拓に努めた結果、売上高は13億2千2百万円(前年同期比1・9%増)となったが、それに伴う販売促進費用の増加や原材料価格の上昇による売上原価の増加などにより、営業利益は4千4百万円(前年同期比1・7%減)となった。

 

次期の見通しについては、売上高は123億円(前年同期比4・0%増)、営業利益は4億8千万円(前年同期比16・2%減)、経常利益は6億6千万円(前年同期比14・1%減)、当期純利益は4億3千万円(前年同期比25・3%減)を見込む。

企業-関連の記事

PAGE TOP