2019年05月09日

ハイデルベルグ・ジャパン㈱(本社・東京都品川区、水野秀也社長)は5月9日、同社本社カスタマーセンターで記者懇談会を開催し、スタール紙折り機が製造開始から70周年を迎えたことを発表するとともに、その歴史と今後の展望などについて紹介した。

 

スタール紙折り機「KH82-P」

スタール紙折り機「KH82-P」

スタール折り機の始まりは、1949年にカール・スタール氏とアドルフ・I・ドッフェルト氏が独・ルートヴィヒスブルクに設立したスタール&Co機械工場にさかのぼる。

最初の数年間はドイツ国内のみへの提供に限定されていたが、セールス&サービス網を世界中に持つハイデルベルグ社が製品を取り扱うようになり、一気に世界へと普及が広がった。

日本国内での提供が始まったのは、ハイデルベルグ・ジャパンの前身である印刷機械貿易㈱がスタール社の総代理店として展開した昭和39年からとなる。

 

独・ハイデルベルグ社でポストプレス製本の責任者を務めているマイケル・ノイガルト氏は「スタール紙折り機が70周年を迎えられたこと、これは我々にとって偉業で、ひとえにみなさまのおかげによるものだ。みなさまと共有した経験、お寄せ頂いた要望が、ピークパフォーマンスな紙折り機の開発を可能にした。そして日本のみなさまに改めて披露するイベントも6月に開催する。こうしたイベントが、さらにポストプレスの生産を改善する機会を我々に与えてくれるものと信じている。ここで言うポストプレスの生産というのは、それによってユーザーの生産性が向上し、今後の成功が約束される、データ接続性、ワークフロー、ポストプレスの組織を含めた、より良い機械、より早い機械を意味している」と述べている。

 

足立

足立リーダー

また、同社デジタルテクノロジー本部製本機担当グループの足立正樹リーダーは「スタール紙折り機の製造開始から70周年を迎え、“Feel the experience”という記念のキャッチフレーズを掲げた。これは、70年かけて培ってきた経験を活かし、我々の製品をみなさまのビジネスに役立てて欲しいという思いを込めている。スタール紙折り機の歴史は、第2次世界大戦後の復興、冷戦体制、ミュンヘンオリンピック、東西ドイツの統一など、激動の時代の中で歩んできた。その中でハイデルベルグ社では、スタール紙折り機を世界に提供し続け、今日では多くの機械が世界中で稼働しており、戦後復興と雇用創出、そして印刷産業の発展に大きな役割を果たすことができたと自負している。これからもさまざまな社会変化があるだろうし、今日では労働力不足が深刻化しているが、そのような問題も解決していくべく、ユーザーのみなさまの要望を聞き取り、寄り添い、時代に合ったソリューションを提供し続けていく」と述べた。

 

 

Anniversary_Logo同社ではスタールフォルダーブランドが70周年を迎えたことを記念し、6月13・14日の2日間、「Power of PostPress with Push to Stop」と題したポストプレスにフォーカスしたイベントを本社カスタマーセンターで開催する。

このイベントでは、紙媒体のもっとも大きな特徴である“五感に訴えることができる”ことに着目し、その紙媒体の形状を創造するポストプレスの力について、▽実機を使ったデモンストレーション、▽製本のプロによるセミナー、▽製本のプロが実際に製作したポストプレスによりさらに魅力度を増した実際の紙媒体を見ることができる製本見本市--の3部構成で紹介。

いかにして魅力的に、高い品質で、効率良く、スピード感をもって製造するかを提案する。

また、70周年を記念した特別パッケージのスタール紙折り機の発売、さらにスタディーツアーの催行も予定している。

 

 

 

 

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