富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ㈱(以下FFGS、辻重紀社長)は、Hohner Maschinenbau GmbH(本社・ドイツ、ピーター・ショエルホーンCEO)と日本国内におけるHohner社製後加工機の独占販売に合意したことを、12月10日午後に開かれた記者発表会で説明した。これによりFFGSは、受注からポストプレスまでのトータルソリューションを拡大した。
最近は、デジタルプレスラインとオフセットラインが混在した製造現場において、いかに生産工程全体で効率化・省人化を実現するかが課題になっている。FFGSは、顧客の課題や戦略に合わせ、専門スタッフがさまざまなメーカーの後加工機から最適な機種を提案し、導入や運用の支援を行ってきている。今回の独占販売の合意は、Hohner社の後加工機をトータルソリューションに加えることにより、要望の多い中綴じ製本の分野において、これまで以上に課題に合わせたソリューションを提案が可能になる。
FFGSが日本において独占販売するHohner社の後加工機は、中綴じ製本機「HSB13000シリーズ(ハイエンドモデル)」、「HSB9000シリーズ(スタンダードモデル)」、「HSB DIGI-FS8シリーズ(デジタルプレス対応ハイブリットモデル)」の3機種。Hohner社は、ワイヤーステッチなどの機械開発での技術力が高く評価されており、とくに中綴じ製本機は、2008年以降、主力製品として急速に導入台数を増やしており、アナログアタッチメントタイプや、デジタルプレスとインライン設読が可能な全自動タイプなど幅広いラインアップを揃えている。
2018年12月20日
技術・製品-関連の記事
- ハイデル、パッケージ技術の展示会Fachpack2022に出展 オフセット・フレキソ・デジタル印刷のソリューションを紹介
- 日本製紙、10月1日出荷分からカップ原紙、高級白板紙、キャストコート紙の価格改定を実施
- 日本製紙、サッポロビール・東罐興業と共同で使用済み紙コップの消費者参加型分別回収実証実験を実施
- 大日精化工業、8月22日出荷分からグラビア・フレキソインキおよび接着剤の価格を改定
- ビジュアル・プロセッシング・ジャパン、デジタルアセット管理システム「CIERTO」に関する特許を取得
- 東京インキ、グラビアインキ製品について8月20日出荷分から再度の価格改定を実施
- 三菱重工機械システム、熊本日日新聞と信濃毎日新聞から新聞用オフ輪「DIAMONDSPIRIT」計3セットを受注
- リョービMHI、環境対応印刷のノウハウやSDGsの取り組み方、環境対応型印刷資材などを提案する内覧会を開催
- ミマキエンジニアリング、DMM.make 3Dプリントと共同で透明素材を活かした3Dプリント作品のコンテストを開催
- ホリゾン、無線綴じ機「iCE BINDER BQ-500」が第52回機械工業デザイン賞IDEAで日本デザイン学会賞を受賞