2018年12月03日

マコト化学工業㈱(本社・東京都大田区、福田和也社長)は、PRTR非該当の湿し水循環装置クリーニング液「MC殺菌洗浄液 環境対応タイプ」と、省電力UV印刷機専用エッチ液「MCエッチ液 Lシリーズ/Kシリーズ」を開発、11月26日午前11時から同社本社で記者発表を行った。発表会の席上、福田社長は「当社では長年販売している殺菌洗浄液という、印刷機の循環層からパイプなどの目詰まりなどを無くすものを販売してきたが、その新しい製品を発表させていただく。また、昨今の新しい枚葉印刷機は高感度UVタイプであり、従来から高感度UVタイプの湿し水はあったが、このほど新しい製品を開発したので発表させていただきたい」と述べた。
 

福田和也社長

福田和也社長


 

同社は創業以来、印刷業界の変化に対応して、印刷用薬品の研究開発を行い、とくにエッチ液および周辺薬品の研究開発に力を入れてきた結果、今回の新ラインアップ発表に至ったもの。
 

新製品の湿し水循環装置クリーニング液「MC殺菌洗浄液 環境対応タイプ」は、PRTR法非該当製品で、従来品に比べ、洗浄力、殺菌効果をアップさせ、すすぎ時の泡切れ性を向上させた。同社が「MC殺菌洗浄液 環境対応タイプ」を開発した背景には、平成23年のPRTR法の改訂により従来製品の含有薬品が第一種指定化学物質に追加され、PRTR法該当になったこと。同法の届出には該当物質が年1㌧使用(MC殺菌洗浄液で、1万6000㍑)しなければ必要がないものの、環境に敏感なユーザーからはPRTR法の非該当を求める声が寄せられるようになり、そこで同社は、PRTR法非該当で洗浄力と殺菌力もアップした新しいタイプを発表した。
 

「MC殺菌洗浄液 環境対応タイプ」を使うことによりユーザーは、環境に配慮しつつ、湿し水タンク内に繁殖した腐敗菌を殺菌することで、水舟・パイプのヘドロ除去、パイプ詰まりの解消、印刷品質の安定が図れることになる。
 

同社では「MC殺菌洗浄液 環境対応タイプ」を使っての湿し水循環装置の清掃を年3回ほど行うと効果的としている。
「MC殺菌洗浄液 環境対応タイプ」の価格は、3000円(1本・500cc)となっている。
 

MC殺菌洗浄液 環境対応タイプ

MC殺菌洗浄液 環境対応タイプ


 

LED-UV、ハイブリッドUV機用に専用エッチ液

 

もう一つの新製品である省電力UV印刷機専用エッチ液「MCエッチ液」は、Lシリーズ(LED―UV機用)とKシリーズ(ハイブリットUV機用)の2シリーズを上梓した。
 

同社は、ノンアルコールタイプエッチ液・環境対応型ノンVOCエッチ液と、ニーズに対応して様々なタイプの「MCエッチ液」シリーズを開発してきたが、昨今の枚葉印刷機に関してはUV印刷化することで時間短縮などが図れることから省電力UV印刷機(LED―UV・ハイブリットUV)の導入が多くなってきた。そのため、同社では従来から高感度UV用エッチ液を発売してきたが、このほど、LシリーズとKシリーズとして2つに分けてシリーズ化した。
 

Lシリーズ(LED―UV機用)は、給水効率を向上させ、ローラーストリップの低減、UV印刷でのpH上昇の抑制、湿し水の腐敗が少なく、長期間安定した印刷が可能などの特徴がある。
 

もう一つのシリーズであるKシリーズ(ハイブリットUV機用)は、過度の乳化を抑え、ローラーへのインキ絡みの減少、UV印刷でのpH上昇を抑制、湿し水の腐敗が少なく、長期間安定した印刷が可能などの特徴を持つ。
 

これら2シリーズのラインアップとしては、LシリーズがLUV―10(スタンダード品)、LUV―30(給水効率、乳化バランス型)、LUV―32(給水効率特化型)の3製品。Kシリーズは、KUV―20(スタンダード品)、KUV―20K(湿し水のpH抑制型)、KUV―20G(ストップ汚れ対応型)の3製品が用意されている。
 

MCエッチ液Kシリーズ

MCエッチ液Kシリーズ


 

MCエッチ液Lシリーズ

MCエッチ液Lシリーズ

これら製品の販売を行う誠伸商事㈱執行役員営業統括本部MC販売促進部の坂田秀雄部長は「これら製品を使っていただくことでUV印刷機などの長期間安定稼働がさらに図られると考えており、販売を積極的に推進していきたい」と述べた。
 
 

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