2018年10月31日

上村崇・塚本晴二朗編著/栗山雅俊・笹田佳宏・茨木正治著。
 

報道における客観性と偏向・極化の問題が、メディアや世論において盛んに議論され、「メディアの公共性」という報道の本質を問い直す課題として注目されている。「客観報道」とは何だろうか。ある現象を報道したときに、公平性が保たれていないと客観性の欠如が問題視されたりする。このような報道は偏向報道と批判されることもある。
 

「客観報道は成立可能か」という問いから、客観報道を規定するうえでの規範認識と事実認識の混同に起因する錯誤を指摘し、報道の客観性と主観性を規範認識と事実認識の区分に重ね合わせて分析。中国や韓国に対する新聞と週刊誌の報道分析をもとに好悪感情の変曲点を見いだし、変曲点での報道に極化が見られたかを実証する。

 

(印刷学会出版部、A5判、128ページ、本体価格2400円)

 

 


 

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