2018年09月12日

日本フォーム印刷工業連合会技術委員会(日暮秀一委員長)と日本印刷産業機械工業会(宮腰巖会長)は8月31日、東京・中央区の日本印刷会館で、「オープンイノベーションによる自動化」セミナーを、「生産部門の自動化」「事務部門の自動化」「情報の自動化」の3つのテーマのもとに開催した。
 

セミナーのもよう

セミナーのもよう

 

印刷産業を取り巻く環境はデジタル化が進行し、すべてがデジタルでつながる時代になっている。IoT/AI時代を迎えたいま、大きなスケールで将来を展望し、スピード感を持って、企業間や大学や外部団体と連携したオープンイノベーションが求められている。

 
そこで日本フォーム印刷工業連合会技術委員会と日本印刷産業機械工業会は共催して、各分野の専門家3人を招き次の内容でセミナーを行った。

 
「生産部門の自動化/企業連携により世界最先端のロボット開発を紹介」講師=古田貴之(千葉工業大学未来ロボット技術研究センター・所長)②「事務部門の自動化/RPAの概念と、事務部門の生産性向上のために、RPAへの取組みの必要性とクラウド型RPAの紹介」講師=安部慶喜(アビームコンサルティング㈱・ 執行役員)③「情報の自動化/すべてのモノをネットワーク化し、多くのデータを収集し解析して、見える化と生産性向上施策を進めるIoTを紹介」講師=佐々木一人(㈱インターネット総合研究所・取締役)

 

セミナーでははじめに、日暮秀一技術委員会委員長が「皆さんの手元にアンケート用紙があるが、フォーム工連としては、さまざまなトライ&エラーを繰り返しながら、ビッグデータなどの情報の積み上げをしていくので協力をお願いしたい」とあいさつした。
 

日暮秀一

日暮秀一


 

講演では、古田氏が、テレビ出演などマスコミ慣れした語りと、ユニークな動画で楽しませた。
 

安部氏は「OCRとRPAで自動的にどういう業務をしているか見てもらう」と切り出し、次のように述べた。

 
「請求書をPDF化してロボットがOCRを立ち上げる。請求書5つで、すべてフォーマットが違う。これを一発の定義で読み取ることができる。今からこれをロボットが自動化していく。これをエクセルに転記し、入力する。特徴は絶対に間違わない。間違っているとしたらロボットに命令している内容が間違っている。人間のように単純ミスは絶対にしない。これがOCRから自動的に読み取る内容になる」
 
また佐々木氏は「情報の自動化はAIも含めて、自立分散型で自分が働く『自働化』時代である。ただ機械が自動で動けばいいのではなくて『つなぐ、つなげる、つながる』。人と情報も含めて、それができると自ら働く、自立的にそういう知能を持ち始める時代になるので、情報自動化の新しいステージと言われている部分と言うのは、にんべんが付いている働きの方に動いているんだということを認識していただきたい」と話した。
 
 

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