2018年10月04日

酒井陽典

酒井陽典

四国高知において日本全国からご参加いただきました沢山の皆さんとともに2018全日本印刷文化典高知大会、平成最後の記念すべき印刷文化典が開催できますことを心からお礼申し上げます。

 
開催にあたり3年前から準備を始め、各地印刷工業組合をはじめ多くの印刷人とお話しする機会をいただきました。その際、四国は何度か行ったことがあるけれど高知だけは行ったことがないよ、というお声を多く頂戴しました。

 

東西に長い四国の南に位置し四国山地の尾根を背に、東に室戸岬、西に足摺岬を配し、あたかも太平洋に両手を広げているような地形の高知県。山間部がとても多く、森林はなんと県土の84%を占めており、高知県のシンボルとされる、県鳥ヤイロチョウ、県花ヤマモモ、県魚カツオ、県木ヤナセスギに並び、自由は土佐の山間より、という一文が県詞として制定されています。
 
そのような高知県に500人を超す印刷人に集まっていただけることに感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
私ども印刷業界を取り巻く環境は相変わらず厳しい状況ですし、目まぐるしく変化していく中で方向を定めることは困難だと言わざるを得ません。しかしそんな中でも状況に応じて進む道を見極めていかなければなりません。
 
ふくしま大会での「みのり」をベースに、当組合の片岡前理事長が提唱しておりました「印刷の力」。その中には伝統の力、伝える力、見せる力、作る力、デザインの力、生み出す力、などがあります。
 
この印刷の力に加えてこれから必要な新しい力、印刷の未来に向けての種まき、印刷の未来について情報を交わし、ともに語り合い、未来に向けての種まき、方策、進むべき方向などのヒントを得ることができる、そのような空間を作るべく準備してまいりました。
 
自由にものを語り、想いを語り、自分たちが思いっきり楽しむ、という“高知のおきゃく文化”を体感していただくことが、胸襟を開いて語り合っていただけることの一助になることを願い、土佐で語るあかるい印刷の未来が実現しますよう、そして未来は土佐の山間より、と皆さんの記憶に残る大会になりますことを切に願っています。
 
最後になりますが高知大会開催にあたりまして、格別のご支援、ご指導を賜わりました関係各位の皆さんに衷心より感謝申し上げます。
 
 
※自由は土佐の山間より 自由民権運動発祥の地である土佐を象徴する言葉で、明治10年の立志社機関誌『海南新誌』創刊号に掲載された植木枝盛の文章に由来する。平成12年9月高知県議会定例会において、高知県のシンボル的な言葉として位置づけられた。
 
 

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