2015年05月15日

小森コーポレーション(持田訓社長)が5月12日発表した平成27年3月期の決算短信によると、同期の受注高は915億5千4百万円(前年同期比5・0%減)、売上高は912億5千9百万円(同0・6%減)となった。営業利益は67億3千6百万円(同20・5%減)となった。営業外損益は、為替差益が前期14億7千2百万円に対し、当期は8億3千6百万円にとどまるなど収益が悪化し、経常利益は80億8千8百万円(同19・9%減)となった。受注は日本と中国市場の不振が響き、全体として前期を下回った。売上は中国市場が減少したものの、欧米市場が好調で全体としてほぼ前年並みを維持した。

 

海外売上高は558億2千9百万円(同2・0%減)で売上高に占める割合は61・2%。

 

北米の売上高は117億8千6百万円(同23・8%増)。
景気回復を背景にリーマンショック以降抑えてきたオフセット印刷機への投資意欲が戻ってきている。多色刷りオフセット枚葉機や輪転機など大型商談が増加した。

 

欧州の売上高は164億9千1百万円(同15・5%増)。
独、英、仏などの主要市場を中心に老朽化した印刷設備の更新需要が底堅く推移した。パッケージ印刷専用機リスロンGX40、GX40RPの本格的な受注活動を開始するとともに、高品質印刷と環境対応面で評価が定着したH-UV搭載機の拡販に注力した。

 

中華圏の売上高は154億7千7百万円(同26・6%減)。
中華圏市場は経済成長の鈍化が鮮明となり印刷需要が伸び悩んだ。印刷会社は設備投資に消極的となり、印刷機の需要は年間を通じて沿海部を中心に弱含みで推移した。前期の北京における展示会効果による記録的な受注高の反動減が大きく影響した。

 

その他地域の売上高は120億7千3百万円(同0・2%増)。
アジア諸国の市場は、韓国、インド、アセアンを中心にオフセット印刷機の需要が堅調に推移した。

 

国内の売上高は354億3千万円(同1・5%増)。
消費増税の影響で個人消費が低迷し印刷需要が弱含みで推移したため、印刷会社の設備投資は総じて慎重な姿勢が続いた。

 

次期の連結業績は、売上高1030億円(前期比12・9%増)、営業利益80億円(同18・8%増)、経常利益78億円(同3・6%減)、当期純利益78億円(同0・2%減)を見込む。

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