2018年09月03日

印刷産業の役割を社会にアピールし、業界内の意識高揚を図るために定められた印刷啓蒙月間である9月がスタートした。日本印刷産業連合会(金子眞吾会長)は12日に東京・紀尾井町のホテルニューオータニで「2018年9月印刷の月 講演会・記念式典・懇親会」を挙行する。当日は午後3時30分から講演会、4時30分から記念式典、6時から懇親会。講演会では、サステナビリティ日本フォーラム代表理事の後藤敏彦氏が「SDGsへの対応~大激変の時代、21世紀型ビジネスモデルの構築に役立たせる~」(仮題)をテーマに講演する。記念式典では、日印産連表彰ならびに第17回印刷産業環境優良工場表彰を行う。このほか、各地・各業界で印刷の業界と文化を盛り上げる行事が行われる。
 

9月を「印刷の月」と定めているのは、「日本活字の父」といわれる本木昌造(1824~1875年)の命日(9月3日)にちなんでのこと。全日本印刷工業組合連合会が9月1日から7日までを「印刷週間」と定め、普及啓蒙活動を行っていたものを、日本印刷産業連合会が昭和61年(1986年)に1カ月に拡大して「印刷月間」とし、2000年に名称を「印刷の月」に変更した。期間内に日印産連の統一記念行事として式典、懇親会、講演会などを開催、あわせて会員団体の全国大会や対外PRイベントを極力集中させ、会員10団体の総力を結集して一般社会の印刷産業の周知・PRに取り組むこととしている。
 

印刷工業会(金子眞吾会長)は、8月28日に東京・中央区新富の日本印刷会館で9月印刷の月協賛特別講演会として藤原和博氏を講師に招き「坂の上の坂~人生後半戦を豊かに生きるには~」と題して講演、約80人が参加した。
 

全日本製本工業組合連合会(田中真文会長)と愛知県製本工業組合(稲川俊一理事長)は、1日午後、愛知県名古屋市のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で「第58回全日本製本工業組合連合会全国大会・愛知大会」を開催し、大会スローガンとして『新たな需要の開拓、経営基盤の強化、取引条件の改善を目指し、築こう製本新時代』を採択した。午前中には愛知工組創立100周年記念式典・祝賀パーティーが開かれ、両イベントに全国から延べ450人の製本関係者が参加した。

 
10月には、全日本印刷工業組合連合会(臼田真人会長)が5・6日に高知市の三翠園で「土佐で語ろう 印刷の未来」をテーマに「2018全日本印刷文化典高知大会」を開催する。

 
地方では機材展示とセミナーを併せた注目度の高いビジネス情報交流イベントも目白押しだ。
北海道では「HOPE(HOKKAIDA PRINT EXPO)2018」(主催=HOPE実行委員会)が8月31・9月1日の両日、札幌市のアクセスサッポロで「新しい印刷産業へのリ・デザイン」をテーマに開催された。東北では、「SOPTECとうほく2018」(主催=東北地区印刷協議会、SOPTECとうほく2018実行委員会)が9月28・29日の両日、仙台市の仙台卸商センター産業見本市会館「サンフェスタ」で、「お役立ち産業への道」をテーマに開催される。今回は第59回東北青年印刷人連絡協議会仙台大会(大会会長兼実行委員長=大泉和幸仙台刷親会会長)が同日に隣接する会場で開かれるなど東北各県の青年印刷人も仙台に集結する。
また、5日には日本グラフィックサービス工業会(中村耀会長)が主催する「第21回(2018年)日本自費出版文化賞」(主管=NPO法人日本自費出版ネットワーク)の最終選考会が行われ、今年度の受賞作品が決定する。
 
 

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