2018年08月27日

大日本印刷(DNP)は、テキストデータを自動解析する技術を活用し、文章の内容や感情に合わせて、最適なイメージのフォントを自動的に判別して表示する「DNP感情表現フォントシステム」を開発した。同システムは、文章中の言葉や絵文字の意味を解析し、その文章を12種類の感情・イメージに分類して、それに最適なフォントに変換して情報を表示することができる。
近年、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や電子メールなどが日常的に利用されるなかで、声のトーンや表情が直接伝わる会話と比べて、文字によるコミュニケーションは送り手の意図や気持ちが伝わりにくいという課題があった。DNPは明治時代から続くオリジナル書体「秀英体」の開発などで培ってきた文字表現技術や、印刷会社として印刷物に用いられる多様なフォントやコンテンツを用いたコミュニケーションのノウハウを活かし、文章の内容から伝えたい感情にマッチしたフォントを自動的に判別して表示する「DNP感情表現フォントシステム」(特許出願中)を開発した。

 

 

1.言葉・絵文字に応じてフォントを自動変換
文中の言葉や絵文字を解析し、それらが持つ感情やイメージを12種に分類して、最適なフォントへ自動変換する。12種の分類は、安らぎ、穏やか、楽しい、喜び、好き、哀れ、不安、恐怖、怒り、驚き、デジタル(ネットスラング)、ニュートラル(中立)です。単語や絵文字が持つ感情やイメージの設定、変換するフォント、使用フォント数はカスタマイズも可能。
2.入力するテキストのリアルタイムな分類が可能テキストの入力時にリアルタイムで内容を解析し、順次フォントを自動判別しながら、文章全体で感情・イメージを伝えるフォントに変換する。また、利用者自身が自分の好みのフォントを選択する機能もある。

今後は、同システムで利用者のフォント選択結果(ログ)を収集して、さらなる判別精度の向上を図っていく。

 

 

DNPは、当システムの導入先のニーズに応じて、SNSやチャットボット、デジタルサイネージなどに対応した商品開発を進める。また、今後はAI(人工知能)の精度をアップし、さらなる判別精度の向上と利用者の嗜好にあわせた変換を実現していく。

 

 

 

 

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